365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】悩みやすい性格を変えたいです
昔から色々と悩みやすい性格で、あまり悩まないタイプの人がうらやましいです。この性格を変えることはできますか?
【回答】悩みは人生からの重要なメッセージ
今回は、曹洞宗僧侶の藤田一照さんの著書『「禅トレ」で生きるのがラクになる』から、悩みの対処法について紹介します。
「生きている限り、悩みは避けられません。悩みは生きることとセットです。生きていることに最初から含まれているのです。人として生まれた限りは、悩まないで生きていくことは不可能です。ですから、まずはその事実を受け入れましょう」(藤田さん)
悩みをあっさり認めて受け入れる「自分がこうして悩んでいることを、ほかのだれのせいにもしないで、“まあ、そういう時期が来たんなら、じっくり悩むより仕方ないなあ。そのうちなんとかなるだろうけど、いまは何はともあれ悩んでおくか”とまずあっさり認めてしまう。
降参してしまうのです。降参しないことには、新しいことは何もはじまりません」(藤田さん)
悩みを正しく読み解くために体を調える「悩みというのは、どうしたって向こうからやってくるもの。僕は、悩みとは自分の人生からのメッセージだと思っています。
しかも、どうでもいいような軽いメッセージではなくて重要なメッセージ。だからちゃんと耳を傾けたほうがいい。
内と外との不調和状態を知らせてくれるサインとして悩みが現れてくるのだととらえましょう。嫌がったり、怖がったり、避けようとばかりしていないで、まずは自分でそのサインの意味を読み解く努力をしてみなければなりません。
ただし、悩みからのメッセージを聞き取り、読み解くためには、ある程度のスキルが必要です。それは稽古すればだれでも磨いていけます」(藤田さん)
正しく悩み、悩みを読み解ける体に調えるために、藤田さんは、誰でも簡単にできる「
禅トレ」を推奨しています。
体の偏りやクセ、疲れをリセットし、体の内側から調える「禅トレ」は、書籍『「禅トレ」で生きるのがラクになる』に詳しく紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
藤田一照/Isshou Fujita
曹洞宗僧侶。33歳で渡米し、マサチューセッツ州ヴァレー禅堂住持を務めるかたわら、近隣の大学や瞑想センターで坐禅指導に携わり、2005年帰国。2010年より曹洞宗国際センター所長(2018年3月退任)。Google、Facebook、Starbucksなどアメリカの大手企業でも坐禅を指導。神奈川県葉山を拠点に坐禅の研究、指導にあたるほか、オンライン禅コミュニティ大空山磨寺の主宰などワールドワイドに活動。
イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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