エンターテインメント

河瀨直美監督作『朝が来る』で、井浦 新さんが特別養子縁組で子供を迎える父に

2020.10.16

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言葉に圧倒され、気持ちを肌で感じ、役がどんどん育っていく


撮影が始まってからも、「毎日役が育っていく手応えを感じていました」と井浦さん。清和と佐都子が参加するベビーバトンの説明会のシーンには、実際に特別養子縁組で子供を迎えた家族や特別養子縁組をしたい家族が参加。「そこには一切(台本上の)セリフはなくて。子供が欲しい家族が質問を投げかけていくのは、リアルに起きていることなんです」と言う井浦さんは、そこで語られる言葉に「圧倒されましたし、子供が欲しくて子供ができないって、どれほどのことなのか肌で感じて。そういう経験をしたあとに、自分からどんな言葉が出てくるのか、どんな表情ができるのか、どんどん役が育っていく感覚がありました」。

「作品を観て思うのは、両親にとっては血じゃないんだっていうことが本当に痛いほどわかって。役積みの段階や撮影中にお会いした方たちみんなが本当に幸せそうなんです。泣きながら笑顔で孫のことを話すおじいちゃんやおばあちゃん、大変だったからこそやっと来てくれた我が子のことを僕らに伝えるお母さんやお父さんたちは本当にキラキラしていて。時間や経験が積み重なって親子や家族になっていくのって、役積みと一緒だなとも思いました。積み重なっていくごとに役の輪郭が浮き立ってくるように、家族も血がつながっていなくても、そこには親子があって、家族があって。特別養子縁組はとても素晴らしいことなんだと感じました」



現場ではスタッフは役者に声をかけない。「スタッフがいないと思ってそこにいられるように、徹底して環境を作ってくださるんです」
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