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桐島かれんさんの“花と果実に親しむ別荘ライフ”

2020.10.28

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人生100年時代の新しい“自然療法”。 健康寿命を延ばす「ガーデンセラピー」第2回(全3回) 国の健康政策が“病気を治す”ことから“病気にならない”予防医学を重視した方向に大転換する中、植物の健康効果について見直す動きがあります。一方、芳香療法、園芸療法、森林療法、食事療法、芸術療法の各分野では植物の健康効果に関する研究が行われてきました。近年、これらを統合して植物の力を日常的に役立てられるよう緑に囲まれたライフスタイルを無理なく楽しむ自然療法、「ガーデンセラピー」が提唱されています。植物とともに暮らす新しい生活で五感を大いに刺激して人生100年時代の健康づくりに生かしていきましょう。前回の記事はこちら>>

花と果実に親しむ別荘ライフ
桐島かれんさん(モデル)


桐島かれんさん
藤棚の下で憩う和テイストのティータイム
初夏に美しい花をつける藤棚の下で午後のひととき。大好きな作家、正木春蔵さんの色絵と染付の器で逗子に古くからある人気店「珠屋洋菓子店」の“ザバロール”とコーヒーをいただく。ケーキの下には、庭で摘んだツワブキの葉をあしらっている。
桐島かれん(きりしま・かれん)さん

モデル、女優、歌手、ラジオパーソナリティとしてマルチに活躍後、現在はライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターとしても活躍。夫は写真家の上田義彦さん。4児の母。著書に家族の時間を綴った『ラブ オブ ライフ』(学研プラス)、好評のムック『KAREN’s』(KADOKAWA)はVOL.2まで発売されている。
ワンピース3万6000円 カーディガン3万3000円/ともにハウス オブ ロータス イヤリング(参考商品)/マユミ ムラサワ(すべてハウス オブ ロータス 青山店)

桐島かれんさん
ツワブキの葉をケーキ皿のあしらいに
庭のツワブキをお皿にあしらうほか、季節の草花を箸置きにするなど庭の恵みが食卓を飾る。「竹や草、ハランやモミジも器へのあしらいにひと役かいます。葉っぱを一枚加えるだけで雰囲気が違うでしょう」と桐島さん。

育てる楽しみを教えてくれた家族の思い出が詰まったガーデン


葉山の高台に位置する桐島かれんさんの別荘。築100年以上経つ数寄屋造りの古民家と、海を見下ろす庭が心地よい場所です。

「この家を見つけたときには庭一面を松の木が覆っていました。夫が、一から植え替えて、今の眺望を叶えてくれたのです」と桐島さんは思い出を語ります。

もともと花や植物が好きで、東京の自宅にも30鉢を超える観葉植物があり、手入れや水やりは1時間以上かけてするほど。それでも葉山の庭は特別だといいます。

「日本の庭の奥深さを知りました。子どもと同じく育てる難しさと醍醐味を教えてくれますね」。

葉山の庭で最も見事に花を咲かせるのは桐島さんがいちばん好きな紫陽花。毎年、母の日に夫と子どもたちから贈られたものを植えて慈しむうちに庭に欠かせない彩りになりました。

レモンと朝摘みハーブで爽やかレモン水
レモンと朝摘みハーブで爽やかレモン水
桐島さんの庭で育つレモンは完全無農薬。皮まで食せるので、パスタはもちろん、輪切りにして朝摘みのハーブと一緒に炭酸水の中に浮かべるのもおすすめの楽しみ方。

さらに、秋から冬にかけての味覚、レモンも桐島さんの楽しみのひとつです。「樹木市で手に入れた苗木が育ち毎年実がなるので、葉山の定番食材になりました」と桐島さん。

大ぶりな枝ものは鉢の中に投げ入れに
大ぶりの枝を大胆な投げ入れに
小さな花はバスルームやキッチンに飾り、大ぶりな枝ものは鉢の中に投げ入れにして玄関のしつらいにする。大胆な投げ入れは桐島さんの好みのスタイル。

ほかにも桐島さん流、秋の庭の楽しみ方はさまざまあります。

「烏龍茶や紅茶に金木犀の花を浮かべて香りを味わったり、お月見にはススキや菊でアレンジを。モミジやサザンカ、ドウダンツツジは投げ入れにして飾ります」。

植物の話をするときの慈愛に満ちた表情が周囲まで優しい気持ちにさせる桐島さん。季節の恵みを満喫できる葉山の庭は、桐島さんの心と体を癒やす源のようです。

「自分らしく植物との関係を築いている姿が素晴らしい」
岩崎 寛先生

(緑の健康効果の研究と普及に取り組む岩崎先生。「ガーデンセラピー」がテーマの城戸真亜子さんとの対談はこちら>>

植物と向き合い、共に暮らすことで、とても穏やかな表情をされているのが印象的です。

植物の効果は聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を通じて得られますが、桐島さんはそれらをうまく取り入れている様子が窺えます。別荘で過ごす時間が、植物との対話でより効果的な休息になっているのではないでしょうか。

芝生の庭も理想的です。芝生は植物とのかかわりの中でも、裸足で歩く、座るなど実際に活用できる場所となるからです。
撮影/鍋島徳恭 ヘア&メイク/重見幸江〈gem〉 取材・文/小倉理加

『家庭画報』2020年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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