韓国料理のチヂミは日本でも人気の料理。老舗「妻家房」の総料理長、柳さんの「ねぎチヂミ」レシピは、日本人好みのカリッと焼き上がった食感に仕上げています。
万能ねぎとにら、にんじんをたっぷりと。万能ねぎは長めに切ってきれいに並べ、焼きあがった後によく切れる包丁でザクッと切ると美しく、食欲をそそります。薄力粉と卵は混ぜず、後からとき卵を全体に回しかけて二層にするのがこのチヂミの作り方。薬味がたっぷり入ったつけだれが、いっそうおいしくしてくれます。『本当においしく作れる 韓国家庭料理』より。
「本来チヂミはしっとりと焼き上げるものですが、日本人はカリッとした食感が好きなので、お店でもねぎチヂミだけは、仕上げに両面をカリッと焼いています。このときの油は驚くほど多めですが、大丈夫。すべて吸うわけではありません。この食感が好評で、お店に来た韓国人も“こちらのほうがおいしい!”というくらい(笑)。韓国ではねぎチヂミ専門店もあるほど、ポピュラーです。切らずに、ねぎにそって裂いて食べることもあります」(柳さん)。
【材料 直径20cmのもの1枚分】
・薄力粉 110g
・塩 ひとつまみ
・万能ねぎ 60g
・にら、にんじん、玉ねぎ 各30g
・とき卵 1 個分
・サラダ油 適量
■つけだれ(約1/2カップ分)
・しょうゆ 大さじ3と1/3
・酢、粗びき粉唐辛子 各大さじ1
・いりごま 小さじ2
・砂糖、ごま油 各小さじ1
・にんにく(すりおろし) 小さじ1/2
・長ねぎ(みじん切り) 大さじ1