丹誠込めて育てられたいちじくと日曜市野菜が主役のサラダ
朝倉産いちじくと日曜市の野菜のサラダいちじくは3種を使用。それぞれの味と食感が楽しめる。カラーにんじん、金時草、カリフラワーとブロッコリーの仲間のロマネスコなど朝どれ野菜が勢揃い。<作り方>いちじくは皮ごとくし形に切る。ロマネスコはゆで、ほかの野菜は生で使用。ヨーグルト、白バルサミコ酢、柚子の果汁、オリーブオイル、塩、こしょうを合わせたヴィネグレットで。高知にはいちじくの産地がいくつかあり、市内西端の朝倉はその1つ。ここにいちじく農園「ファーム山﨑」があります。諏訪さんの店の隣りの花店と旧知の間柄で、諏訪さんとのつき合いも6〜7年。いちじくはいつもこの花店に届けられます。
品種は桝井ドーフィンを主に6種ほど。店頭に並ぶいちじくは少し早めに収穫されますが、ファーム山﨑では木で完熟させるので甘みと味の深さが格別です。
今回、諏訪さんが選んだのは桝井ドーフィンと白いコナドリア、緑のバナーネの3種。くし形に切られたいちじくが器に並び、日曜市で仕入れた野菜が彩り豊かに加わりました。そこに市で15年以上通う店で買い求めたハーブがあしらわれ、瑞々しいひと皿の誕生です。取り合わせも盛りつけもこの日このひと皿、一期一会のサラダです。
いちじく農家の山﨑昭弘さん(右)は現在は息子さんの健司さん(左)との二人三脚で栽培に精を出す。いちじくは10月半ばでシーズンを終えます。次のシーズンまでの半年は枝の剪定、土の手入れなどの木の世話で「のんびりとやってる」と山﨑さんは笑います。「ラ プリマ ヴォルタ」でのいちじくのひと皿との出会いも、今がシーズン最後となります。
●日曜市で野菜を買い出しし、畑でいちじくを収穫。諏訪恵治シェフがそれらを調理する様子が動画で見られます。
動画はこちら>>ラ プリマ ヴォルタ高知県高知市はりまや町2-10-1
TEL:088(885)7041
営業時間:18時~22時(LO)
定休日:日曜・第3月曜
コース4500円・7500円・1万500円(税込み)。完全予約制。
【お取り寄せ】
太陽の光をいっぱい浴びた深い甘みが自慢
「ファーム山﨑」のいちじく山﨑さん親子が丹誠込めて育てたいちじくを丁寧に箱詰めして発送。8、9月が最盛期で10月はシーズン最終期のため収穫量が少なくなり、注文に応じられない場合もある。また雨が大敵のため、天気により配達希望日に応じられないこともある。大(15〜20個)3500円、小(8〜12個)2000円
●ファーム山﨑TEL:090-8942-1684
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/本誌・坂本正行 取材・文/松田純子
『家庭画報』2020年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。