テーブルコーディネーターやインテリアスタイリストとして『家庭画報』のページを彩ってきた
横瀬多美保さん。あらゆるものに美を見いだし、独自の感性でリュクスな空間を創造し続けてきました。そして今、しっくりくるのは上質でありながらもくつろぎ感のあるスタイル、といいます。〝生活の中に、美が息づく〟そんな日々の暮らしに豊かさを添える素敵なアイディアを巡ります。
LESSON10
クリスマス気分を盛り上げるシックなリーフリース
クリスマスといえば大人も子供も心が弾むものです。賑やかでカラフルなクリスマスデコレーションも楽しい雰囲気を作ってくれますが、今年はシックで大人っぽい空間を演出してみてはいかがでしょう。リース作りから始まる、横瀬多美保さんのクリスマスに向けた準備を拝見します。
フラワーショップ「FUGA」にオーダーして作ってもらった、泰山木の葉がぎっしり並んだ大型のリース。
Tips1
早めの準備でクリスマスシーズンをたっぷり楽しむ
欧米では、クリスマス前の約4週間はアドベントと呼ばれるキリスト降誕を待ち望む期間。クリスマスまであと何日、とアドベントカレンダーを眺めては待ちわびるといいます。多美保さんも、毎年12月に入る頃にはすでにクリスマス支度を開始。
「日本では、お正月迎えのために、25日を過ぎたらクリスマスの飾りはすぐ片づけなくてはなりません。ですから、大好きなクリスマスのコーディネートを長い期間楽しむためにも準備は早めに。12月に入ったらもう気分はクリスマス。おもてなしシーズンが始まります」と多美保さん。
1年間お世話になった方々を自宅にお招きする機会もぐっと増えるのだそう。ワクワクした気持ちは、クリスマスを迎えるまでの日々の中にあるもの。コーディネートを考えたり準備する楽しみを、たっぷり味わいます。