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カギを握るのは「グロースホルモン」。専門家に聞く、良質の睡眠を得るための9か条

2020.11.06

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更年期対策にも役立つ良質の眠りを得るための、50歳からの睡眠習慣


睡眠の質は、寝入りの90分をいかに深く眠るかにかかっています。入眠しやすい環境を整え、体内時計をリセットする習慣を身につけて新陳代謝を促すグロースホルモンを効率よく分泌させましょう。

良質の睡眠を得るための9か条


(1)布団や枕など寝具は通気性のよいものを選ぶ
熱放散がスムーズになって深部体温が下がりやすく、深い眠りを得られる


(2)冷え性の人は足湯で血行をよくしてから寝る
末梢血管が開き、熱放散しやすくなる。就寝中に靴下をはくと熱が逃げずNG

(3)夕食は就寝の2~3時間前に済ませる
消化活動が落ち着き、かつ空腹を感じないタイミングが最も眠りやすい

(4)就寝時間の90分前にお風呂から上がる
入浴中に一時的に上がった深部体温は、約90分後に元にもどりさらに下がる

寝室は前もって快適な温度に保っておく

快適な温度と間接照明で寝室を休息モードに整える

(5)寝室は前もって快適な温度に保っておく
個人差はあるが、夏は24〜26度、冬は22〜24度が最適な室温の目安とされる

(6)寝室の灯りは暖色系の間接照明にする
ほのかな明るさの照明は副交感神経を優位にし、体を休息モードに切り替える

(7)就寝前の1〜1時間半はパソコンやスマホから離れる
検索やメールなどデジタル機器の操作は、脳を刺激し眠りを遠ざける

(8)目覚ましのアラームは2回、20分差でセットする
1回目、深い睡眠で起きられなくても、20分後には眠りが浅くなりすっきり目が覚める

朝の光を浴び、朝食には具だくさんスープを

朝の光と温かい食事が、体と脳を目覚めさせる

(9)朝の光を浴び、朝食には具だくさんスープを
光の刺激と嚙み応えのある温かい朝食が体内時計をリセットし、体と脳を活性化する



西野精治先生が実践する「睡眠習慣」
1日のスケジュールを組み空き時間を“眠り”に使う


多忙な毎日を送りながら、西野先生は決して睡眠時間をおろそかにしません。その方法は極めて合理的なものでした。

「仕事ごとに必要な作業時間を計算して1日のスケジュールを組み、仕事の合間や仕事後の空き時間を見つけます。それは私が眠るための貴重な時間なので、新たな仕事や用事は入れません。こうして日中に短時間ずつ何回か眠ることで、トータルの睡眠時間を確保しています」

ブレインスリープピロー

「ブレインスリープピロー」3万円。LOW、STANDARD、HIGHの3サイズ展開(写真はSTANDARD)

また通気性のよい寝具を選ぶことにもこだわっています。西野先生が開発した「ブレインスリープピロー」は、超通気メッシュ構造で熱放散にも優れ、脳の温度を下げて安眠をもたらします。

BRAIN SLEEP PILLOW
お問い合わせ/ブレインスリープ TEL:0120-088-885



撮影/小林廉宜 スタイリング/横瀬多美保 取材・文/渡辺千鶴、浅原須美 イラスト/にれいさちこ

『家庭画報』2020年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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