365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
記事一覧/
ゲストの一覧 【お悩み】寒さに加え、デスクワークで体がこわばっています
ほぼ一日中椅子に座って作業をするデスクワーカーですが、寒い季節はいつにも増して体中が痛くなります。
【回答】股関節の腸腰筋と肩の僧帽筋を伸ばすストレッチを
寒さで筋肉がこわばり、体がガチガチに……という人も多いと思います。特に、椅子に座りっぱなしのデスクワーク中心の方は、意識して体を動かさないと体のあちこちに痛みが出てしまうことも。
そんなデスクワーカーのためのストレッチを、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんの著書『40歳からは股関節と肩甲骨を鍛えなさい』から紹介します。
座りっぱなしで硬くなる脚の付け根を伸ばす座りっぱなしの姿勢を続けていると、固まりがちなのが、脚の付け根の股関節と背中の肩甲骨。
「座りっぱなしで硬くなる脚の付け根を伸ばすのには、腸腰筋のストレッチが有効です。股関節を安定化させるうえでいちばん大切なのは腸腰筋ですが、座っている時間が長いと腸腰筋は縮みっぱなしで硬くなります。
腸腰筋を硬いままにしておくと股関節の動きが悪くなって、脚の付け根に突っ張ったような違和感が出てきます。腸腰筋をストレッチし、柔軟性がアップすると脚の付け根の違和感がすっきり解消されて、股関節が動きやすくなります」(中野さん)
肩こりの総本山にアプローチ肩甲骨が固まると、肩こりの症状が出る場合もあります。肩甲骨をほぐし、肩こりの解消にもなる“肩こりストレッチ”は、椅子に座ったままでOKなので、デスクワーク中のブレイクタイムなどに行ってみてください。
「肩こりで、もっともこりやすい筋肉は何といっても僧帽筋です。ストレッチで僧帽筋を柔らかくすると、肩こりはかなり軽くなります。
ポイントは、僧帽筋は背中の上半分を占める大きな筋肉なので、上部、中部、下部と3つにエリアに分けて行ってほしいのですが、今回は上部のストレッチである“肩こりストレッチ”をお教えしましょう」(中野さん)
僧帽筋の中部、下部を伸ばすストレッチは書籍『40歳からは股関節と肩甲骨を鍛えなさい』などを参考になさってください。これらのストレッチを日課にして体をほぐし、寒さに負けないやわらかい体を作りましょう!
「腸腰筋のストレッチ」と「肩こりストレッチ」を実践!
中野ジェームズ修一/Shuichi James Nakano
1971年生まれ。フィジカルトレーナー、フィットネスモチベーター。アメリカスポーツ医学会認定運動生理学士。多くのトップアスリートのパーソナルトレーナーを歴任。必ず結果を出すトレーナーとして絶大な信頼を得る。2014年より青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。会員制パーソナルトレーニングジム「CLUB100」を主宰するほか、エクササイズ関連の自著は50冊を超え、運動することの大切さを一般に広める活動にも精力的に取り組んでいる。
イラスト/umao 撮影/岡田ナツ子 編集協力/山岸美夕紀
質問・お悩みを募集中!・・・読者の皆さんからのお悩みや質問を募集しています。
こちらのフォームからお気軽にお寄せください。