365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの回答 【お悩み】食事とおつまみを兼ねたヘルシーメニューを知りたい
夜は食事を兼ねて晩酌をするので、おつまみにもなるヘルシーな献立を知りたいです。
【回答】食べごたえ抜群の肉料理とサラダをご紹介
実際に、糖質オフの食事方法を実践して7kgやせ、体調も良くなったという、料理家の井原裕子さん。そんな井原さんの著書『ひとり飲みのやせるつまみ』から、今回はヘルシーだけれど食べごたえがあり、おつまみにもなる献立のポイントを紹介します。
「つまみでも必ず取り入れたいのが、肉や魚介、卵、大豆製品です。これらは良質なたんぱく質が豊富に含まれています。たっぷりと食べることで、筋肉(基礎代謝)が落ちないために、やせやすく太りにくい体になります。
やせるつまみでも“油抜き”は必要ありません。反対に良質の油は積極的に摂ってほしい食材です。良質な油は、便秘や肌荒れを防ぎます。加熱料理にはオリーブ油や太白ごま油を、生で食べるときはオメガ3脂肪酸を含むえごま油、アマニ油などを使っています」(井原さん)
肉のつまみをメインにした3品今回、紹介するのは、肉のつまみをメインにした献立。「切り落とし牛肉のステーキ風」+「ちぎりレタスのシーザーサラダ」+「アーモンド」の3品です。
「切り落とし肉もまとめて焼けば、食べごたえがアップします。野菜もフライパンで一緒に焼いて添え、水きりヨーグルトをソースにします。
サラダには野菜だけではなく、良質たんぱく質の豆腐を加え、美肌効果があるアーモンドもプラスして、体にうれしいおつまみに」(井原さん)
1日の終わり、体が喜ぶ素材を知って、脂肪をためないおつまみとおいしいお酒を楽しみましょう。
切り落とし牛肉のステーキ風<材料(1人分)>
・牛切り落とし肉 100g
・アボカド 1/2個
※・まいたけ 1/2パック
・塩、こしょう 各少々
・太白ごま油 大さじ1/2
・ソース [水きりヨーグルト
※※ 大さじ2/塩、粗びき黒こしょう 各少々]
※アボカドの残りは、切り口にレモン汁を含ませたペーパータオルを貼りつけ、さらにラップで包んで冷蔵庫で保存し、翌日くらいに使いきる。
※※ボウルにざるをのせ、厚手のペーパータオルを敷き、プレーンヨーグルト半パックほどを入れ、ラップをして冷蔵庫におく。3時間からひと晩くらいおき、好みの加減に水きりする。残りはあえものにしたり、スープにかけたりする。<作り方>
1.アボカドは皮と種を除き、一口大に切る。まいたけはほぐす。
2.牛肉は4等分し、ひとつずつ軽くまとめる。
3.フライパンに油を熱し、2と1を入れ、牛肉に塩、こしょうをふり、両面を焼き、火が通ったものから取り出す。
4.器に盛り、水きりヨーグルトに塩を混ぜ、皿に添え、粗びき黒こしょうをふる。
ちぎりレタスのシーザーサラダ<材料(1人分)>
・レタス 1/4個
・木綿豆腐 小1丁(100g)
・タイム 適量
・パルメザンチーズ 大さじ1
・ドレッシング [酢 大さじ1/2 塩 小さじ1/4 こしょう 少々 オリーブ油 大さじ1]
<作り方>
1.レタスはちぎってさっと水にさらし、水気をきる。
2.器に1を盛り、豆腐はくずして入れ、タイムの葉を摘んで散らす。
3.ドレッシングの材料をよく混ぜてかけ、パルメザンチーズをふる。
アーモンドできれば食塩不使用のアーモンドを7~8粒添える。ビタミンEや食物繊維もたっぷりで、どんなお酒にも合います。
井原裕子/Yuko Ihara
愛知県名古屋市出身。料理家。食生活アドバイザー、ジュニア野菜ソムリエ。米国、英国に約8年間在住した後、料理研究家のアシスタントを約12年間務め独立。雑誌や書籍などのレシピ提案のほか、企業の商品開発、レストランのメニュー開発など、食に関わる幅広い分野で活躍。
http://www.iharayuko.com
イラスト/umao 撮影/西山 航 編集協力/山岸美夕紀
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