365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】マスカラがにじみます
マスカラをつけるとにじんだりして、メイクの崩れが気になります。にじまない製品やテクニックが知りたいです。
【回答】にじみ予防だけに照準を合わせるなら、おすすめは日本製
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
マスカラに関する悩みの1位が、にじみ。まぶたに厚みがあってまつげが触れがちな日本女性にとって、宿命ともいえる問題です。
まつげが直毛だと、目を閉じるたびに上下のまぶたにぺたんと触れるので、パンダ目になってしまうことに。
日本製のマスカラはにじみを防ぐため速乾性にこの問題は化粧品メーカーも重々承知で、日本製のマスカラはにじみを防ぐため速乾性に。さらに、カールを長時間キープできるように、かちっとドライな仕上がりに調整されています。
世界のマスカラは、しっとりしなやかな仕上がりが主流一方、世界のマスカラは、しっとりしなやかな仕上がりが主流。時間がたってもまつげがしなるような柔らかい質感です。
というのも、欧米人のカールした長いまつげに日本製のマスカラを使うと、ばりばりに固まり、折れてしまうこともあるからだといいます。
欧米メーカーの製品も日本仕様にアレンジとはいえ欧米メーカーの製品も、日本国内で発売されているものは、日本仕様にアレンジされていることが多いよう。
また日本メーカーのものでも海外では欧米仕様になっていることが少なくありません。海外や空港の免税品店などは海外処方の製品が中心なので、購入するときは注意してくださいね。
つまり、にじみ予防に照準を合わせるなら、やはり日本製が優秀。
変質しやすい弱点も半面にじみにくい速乾性に優れた製品は、その分開封すると容器内でも液の粘度が上がり、ダマになったりのびが悪くなりがちです。変質しやすい弱点を考えれば、手頃な価格のマスカラを2~3か月を目安に買い替えるのが良策かもしれません。
にじみを減らすメイクのプチテクニック私は、マスカラをつけたら、すぐに綿棒でまつげを軽くなぞり、余分な液を拭き取っています。これだけでも、にじみを大幅に減らせますよ。
おすすめのマスカラ
近藤須雅子/Sugako Kondo
美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。