きものSalonがプロデュース！源氏物語の世界がグローブ・トロッターのトロリーに

英国でも愛されるベストセラー。
そして源氏物語絵巻「宿木」からの復元

約100年前のA・ウェイリー翻訳版の再翻訳日本語版が近年出版されるなど、千年を経て異文化間を行き来する『源氏物語』。1010年に完結したとされる紫式部の『源氏物語』。その後12世紀前半に国宝・源氏物語絵巻が描かれました。

「The Tale of GENJI」コレクションのライニングは、徳川美術館所蔵の源氏物語絵巻第四十九帖「宿木」（二）の唐衣（十二単）を復元（下写真）した永治屋清左衛門が、同じ亀甲繫ぎに唐花丸文様をアレンジして二重（ふたえ）織物で織り上げたもの。




ビスポークスペシャリスト佐野文利氏と永治屋清左衛門八代目永井洋三氏を中心に、無二のコレクションを構築。

絹糸の白い輝きをパールホワイトで

約200年前に丹後の生糸問屋として創業した永治屋清左衛門をオマージュして、ボディカラーは生糸の柔らかな白さを想起させるパールホワイトに。コーナーパーツは白に馴染む上品なスティールグレーという通常は手に入らない組み合わせです。

ライニングに宿る典雅な王朝絵巻

白いケースを開けると鮮烈な萌黄色が王朝の美となって広がります。唐織を、ライニングに適した素材に織り上げることに苦労し、何度も試作を重ねた美しい二重織物。



復元品制作と同様に反応染料で絹糸の芯まで染色させて染色堅牢度を高め、糸の撚（よ）りや打ち込みの強さなどを工夫し、他にない特殊な織機を使用することでようやく完成した亀甲繫ぎ唐花丸文様。緯糸（よこいと）に白を入れたことで男女問わず好まれる奥行きのある萌黄色になりました。