京都の中心部にあり町家の風情と静寂の空気が漂うお店。カウンター割烹に茶のもてなしを取り入れ、料理は杉板盆に盛った八寸から始まります。
「茶事を意識しつつ、伝統的な日本料理をベースに、自分なりの新しさを加えた料理やお客さまの目の前で握るすしなど、五感で楽しんでいただくコースをお出しします。旬の京野菜や川魚などの京の食材や食文化を大切にし、非日常の空間を作ります」とご主人の山岸隆博さん。
写真は「蛤真丈の煮物椀」と、ばちこを棒状にした「棒子」と「こごみのごまよごし」の杉板八寸。店内は楚々として華があり、華道や茶道の心得を生かしたしつらいがされています。コース1万2000円~。要予約。
Information
富小路 やま岸
京都市中京区富小路通六角下ル骨屋之町560
表示価格はすべて税抜きです。
「家庭画報」2016年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。