あの人はどうしてる? 十人十色のクリスマスと逸品ケーキ 第10回 さまざまな分野で活躍する『家庭画報』ゆかりの皆さんに、クリスマスの過ごし方と注目のクリスマスケーキを伺いました。大切な人たちと過ごす一日をより楽しくするアイディアや、食卓を華やかに彩るケーキの情報をお届けします。
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高梨さゆみさん(ガーデニングエディター)
高梨 さゆみ/Sayumi Takanashiイギリス訪問時にガーデニングの魅力に触れて以来、雑誌や本などで小さな庭やベランダでも楽しめるガーデニングのノウハウを紹介。日本、イギリスの庭を訪ね歩くほか、植物の生産現場でも取材を重ねる。現在は、種苗会社の会員向け月刊誌のほか、園芸雑誌などの編集に携わる。高梨さんの連載「旬を愛でる花旅・庭めぐり」は
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クリスマスは家族が集い、ケーキを食べる日
「私の誕生日は8月の暑い時季で、小さい頃から誕生日にはケーキの代わりにアイスクリームかよく冷やしたすいかを食べていました。私にとってクリスマスはデコレーションケーキを食べられる貴重な機会。子供の頃から現在に至るまで、クリスマスは家族で集い、ケーキを食べる日です。外に出かけたことはほとんどなく、友人とのクリスマスパーティは前の週に済ませておきます」
「クリスマスに食べるのは東京・学芸大学にある洋菓子店『マッターホーン』のショートケーキ。両親が亡くなった現在でも、この習慣は変わりません。いちごの個数に合わせて切り分けると一切れがとても大きいのですが、生クリームが軽やかで、大きすぎると言いながらも全部食べてしまいます。このケーキには子供の頃の思い出や、父と母の思い出が詰まっており、私にとってはこの世で一番のケーキです」
クリスマスに花やガーデニングを楽しむなら?
「クリスマスを象徴する色といえば赤と緑です。気品あふれる真っ赤なバラのアレンジも素敵ですが、カジュアルなテーブルには少し重い印象になることもあります。そんなときにおすすめなのがアネモネです。ちょうど出回り始めの時期で、色の濃淡が揃っています。バラより軽やかな印象なので、モダンなテーブルアレンジにもよく合いますよ」
シルホサ系品種のクレマチス。白いベル型の花は開くとパラシュートのような花形になり、冬咲き系の中では大きな花が咲く。写真/PIXTA「庭で楽しむ花でこの時季におすすめなのは、冬咲きのクレマチスです。なんと『ジングルベル』というクリスマスにぴったりの名前の品種も鉢植えで出回ります。冬に咲くクレマチス自体が珍しいものなので、自分で楽しむのはもちろんギフトにもおすすめです」
庭でトレリスに絡ませたクレマチス「ジングルベル」。次から次に真っ白な花が咲き続ける。鉢植えでも楽しめる。高梨さんは今年のクリスマスをどう過ごす?
「今年もこれまでと同じく妹家族と集まるつもりです。私が肉料理を担当し、妹がその他の料理を作ります。今年は例年よりも時間がとれそうなので、久しぶりに鶏肉をじっくり煮込んだコック・オー・ヴァンを作ろうと考えています。私の妹はとにかく贈り物が好きで、毎年クリスマスの集まりではたくさんのプレゼントをくれます。年齢を重ねてもプレゼント交換はとても楽しいイベントですよね」
ケーキが大好きだという高梨さん。今年注目のケーキ
アンダーズ 東京「苺のショートケーキ」
「苺のショートケーキ」(直径12㎝)4100円。「クリスマスに食べるケーキは毎年決まっているのですが、ケーキ好きとしては他のクリスマスケーキも食べてみたくなるもの。実はクリスマスの1週間ほど前に、もうひとつ別のケーキを食べます」と高梨さん。「『アンダーズ 東京』のアフタヌーンティーでは、良質な素材で丁寧に作ったトラディショナルな焼き菓子・生菓子を提供していて、とても気に入っています。ここのショートケーキならおいしいに違いないと思います」
「アンダーズ 東京」定番のショートケーキは、新鮮で甘みと酸味のバランスがよい「女峰」を使用。スポンジには国産の小麦粉を使い、ふんわりと軽い食感に仕上げました。生クリームの甘みといちごの酸味のハーモニーを存分に楽しむことができます。
●ケーキのご予約・お問い合わせアンダーズ 東京「ペストリー ショップ」
東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ 森タワー アンダーズ 東京 1階
予約期間 ~2020年12月20日(日)
販売期間 2020年12月19日(土)~25日(金)
電話 03-6830-7765
https://www.andaztokyo.jp/restaurants/jp/news/detail/400 あの人はどうしてる? 十人十色のクリスマスと逸品ケーキ(全10回)
表示価格はすべて税抜きです。