舞台『大地』では演劇を志す青年役を60ステージ演じきった。「共演の皆さんが“最初の頃とは別の役者かと思うくらい成長したね”と言ってくださって。今回もたくさんのことを吸収したいです」――理想の俳優像はありますか?「具体的なものはないんですが、ずっと演技とともに過ごしていきたいなとは思っています。自分が出せる役者としての色というか、幅を広げていきながら、“やっぱりこの役はこの人しかいなかったよね”と思っていただけるような役者に成長していきたいです」
――最後に、『オレステスとピュラデス』と、2021年に向けての抱負をお願いします。「どこか歪んで支え合っていた2人の若者が、いろいろな人と触れ合いながら、一方に寄りかからなくても前に進めるようになるまでが素敵に描かれている作品で、たくさんのメッセージが詰まっています。こんな時期ではありますけれども、感染症対策がしっかりされている劇場なので、ぜひ観に来ていただければ幸いです。20歳になった今が大きな転機というか、人間としても役者としてもぐっと成長できるチャンスだと感じています。まずは20歳になって最初のこの舞台で、“濱田龍臣、こんなにやれるんだぞ”というところをお見せしたいと思いますし、2021年もたくさんのチャレンジをするつもりです。どうぞよろしくお願いします!」
濱田龍臣/Tatsuomi Hamada
俳優
2000年、千葉県出身。テレビドラマ、映画、CM、バラエティなど幅広く活躍し、最近の主な出演作品は、映画『記憶にございません!』、舞台『大地(Social Distancing Version)』、ドラマ『天国からのラブソング』(主演)など。出演映画『ブレイブ-群青戦記-』が2021年3月12日より公開予定。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『オレステスとピュラデス』
2020年11月28日~12月13日/KAAT神奈川芸術劇場 ホール S席/6800円 A席/4500円 U24チケット/3400円 高校生以下割引/1000円 シルバー割引/6300円 お問い合わせ/チケットかながわ 電話0570-015-415
作/瀬戸山美咲 演出/杉原邦生 音楽/Taichi Kaneko 振付/北尾 亘
出演/鈴木 仁、濱田龍臣、趣里、大鶴義丹、内田淳子、高山のえみ、中上サツキ、前原麻希、川飛舞花、大久保祥太郎、武居 卓、猪俣三四郎、天宮 良、外山誠二
https://www.kaat.jp/d/orestes_and_pylades