2020年12月20日(日)に国立能楽堂にて「除災招福 疫病沈静 災害復興 国土平安平穏 祈念 三人の国宝 『~祈り~』」が開催されます。
能楽シテ方観世流・梅若実玄祥、横笛奏者・藤舎名生、能楽小鼓方大倉流 十六世宗家・大倉源次郎が初共演となる公演です。
新型ウイルスによる疫病、長雨による水害などの天災、予期せぬ災害が多かった2020年。全世界の人類の救済、支援、応援のために各々が一つになって地球を救いたいという3人の思いから企画されました。
古来より人々の生活に深く結び付き、いつも人類に寄り添い共存してきた「芸能」。その力で、難事を克服するための「祈り」を奉げ、荒ぶる神を演奏・演技でもって鎮め、国の一層の弥栄(いやさか)を祈念します。
見習い能楽師であり現役大学生の西尾萌さんにみどころを聞きました
西尾萌さん(にしお・もえ)
幼い頃より人間国宝の観世流シテ方の能楽師、梅若実玄祥氏に手ほどきを受ける。国内・海外の舞台も多く経験し、現在は「能楽師と薬剤師」の二刀流を目指し、大学に通いながら能の研鑽を積む。インスタグラム@240moe「この公演の見所は三人の人間国宝による創作舞『祈り』です。
能は元々、神に奉納する芸能でありました。能楽の最高峰に位置する方々が、これからの地球の平和を願ってどのように祈りを捧げるのかを、楽しみにして頂きたいです。
私は、祈りは想いが大きいほど伝わると信じています。観客の皆様も三人と共に心を合わせて、祈りの時間を過ごして頂きたいです」(西尾萌さん)。
除災招福 疫病沈静 災害復興 国土平安平穏 祈念 三人の国宝 『~祈り~』