「チョコレートにはエスプレッソなどのコーヒーはもちろんですが、上等なポートワインやラムとともにいただくのも大好きです」と田代さん。ゴディバが創業した1926年に発表されたダークチョコレート「レディノア」(上段手前丸形)、90周年を記念して作られた「エジェリ ノア」(上段手前四角)など、各時代に人気の9種類をコンポートに盛りつけて。
「インターネットでのお取り寄せなど、気軽に買い物ができる時代だからこそ、手土産には私自身が食べて気に入ったもの、わざわざ出向かないと買えないものなど、ひときわ思いを込めて選ぶようにしています」とは、画家でイラストレーターの田代知子さん。
「家族みんなで楽しめるもの」も手土産を選ぶ必須条件。「ゴディバ」のチョコレートは世代を超えて喜ばれるので重宝する品の一つだそう。「海外のチョコレートが今ほど日本になかった子どもの頃、父のところにゴディバのチョコレートが届くと、心躍る気持ちになったことを思い出します。いまだ変わらぬ味のものに加えて常に新作も発表されていて、進化する老舗の心意気を感じています」
田代さんの手土産には必ず手描きのイラストカードを添えて。ゴディバ創業90周年を記念した「ゴールド コレクションアニベルセル」。花火を思わせるパッケージ画は、ブリュッセル出身のデザイナーオリ・ビーが手がけている。18粒入り6480円/ゴディバジャパン
田代知子(たしろ・ともこ)さん
多摩美術大学日本画専攻卒業。堀 文子氏に師事。本の装丁や挿画、広告など多方面で活躍。近年は塗り絵ブックを多数手がけ、世代を超えて人気を呼んでいる。5月に『ファンタジーのぬり絵ブック』(パイインターナショナル)を刊行。秋には小社からも塗り絵の新刊を予定。5月4日に玉川髙島屋にて塗り絵イベントも開催する。
表示価格はすべて税込みです。
撮影/角田 進
「家庭画報」2016年5月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。