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そばの香りを楽しんで。12月に作りたい饅頭(まんじゅう)のレシピ

2020.12.16

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やさしく作れる本格和菓子 第20回

年の瀬にむけて何かと慌ただしいこの頃、いかがお過ごしですか? 本日ご紹介する手作り和菓子は、そば粉を使った薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)です。生地にそば粉を混ぜ、そばの香りと侘びた風情をお楽しみください。

12月の薯蕷饅頭の主菓子
「木枯らし」の作り方



【材料(12個分)】


・山の芋(すりおろし) 50g

・上白糖 100g
・上用粉 45g
・そば粉 15g
・こし餡 300g(ひとつ25g) ※こし餡の作り方はこちら>>
・黒胡麻 適宜
・酢水(酢1:水2) 適宜
・上用粉(手粉) 適宜

【準備】


こし餡を12等分して餡玉を作る。

【作り方】


(1)大きめのボウルに上用粉とそば粉を入れ、混ぜ合わせる。


(2)山の芋をすり鉢ですり、上白糖を4~5回に分けて少量ずつ加える。


(3)その都度、粘りとツヤが出るまでよくする。


(4)(1)のボウルに加える。


(5)周囲からたたみ込むように、上用粉がなくなるまで丁寧に混ぜ込む。
ポイント◆粉を混ぜ込むときに、山の芋に含ませた空気を抜いてしまわないように注意する。


(6)生地で餡玉を包み、球形に形を整える。
ポイント◆空気が入ると蒸したとき破裂するので注意する。


(7)クッキングシートを敷いた蒸し器にならべ、酢水で霧吹きをしたら、蓋に露受けの布巾をして強火で8~9分蒸す。
(※写真は別の饅頭のため、緑色をしています)


(8)蒸し上がったら熱いうちに、頂に黒胡麻を飾る。


【おうちで手作り和菓子のレシピ】
・もちもちの「ういろう」で作る愛らしい椿の和菓子
・「#やさしく作れる本格和菓子」の記事一覧

清 真知子/Machiko Kiyoshi

1960年神戸市に生まれる。83年裏千家学園茶道専門学校卒業。96年神戸市内に、2002年に東京・学芸大学に和菓子教室を開く。現在、茶道裏千家教授、茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰。デモンストレーションと実技で構成される和菓子教室は、季節感溢れる美しい和菓子が初心者でも上手に作れると好評を博している。2014年兵庫県明石市に教室を移転。清さんが主宰するYouTubeチャンネル「本格和菓子」はこちら>>
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家でこんなに美しい和菓子が作れるなんて!

今回ご紹介した和菓子を含め、主菓子と干菓子55のレシピを掲載。豊富なプロセス写真とわかりやすい文章で、ご自宅での和菓子の作り方をご紹介しています。


やさしく作れる本格和菓子


清 真知子 (著)

※Amazonほか各ネット書店でのご購入はこちら。また、全国どちらの書店からも送料無料で店頭お取り寄せが可能です(一部お取り寄せが出来ない店舗もございます)。

撮影/浮田輝雄
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