(5)中国・四国地方
31.天(あめ)の真名井(まない)【鳥取県】
「神聖な水の出る井戸」を意味する大山(だいせん)の湧き水。飲んでおいしいのはもちろんのこと、清流と緑豊かな景色も魅力的で、昔懐かしい風情があります。流れを見ていると心が穏やかになるばかりか、才能開花のエネルギーも湧いてきます。
32.熊野大社【島根県】
大変古い歴史を誇り、出雲大社の「古伝新嘗祭(こでんしんじょうさい)」で用いる神聖な火をおこす神社として知られます。境内にはここが日本神話のルーツかもしれないと感じる古い力が眠っています。行き詰まって再出発したい折などに参拝するといいでしょう。
33.王子が岳【岡山県】
標高235メートルの山頂からは花崗岩の巨石や奇岩が織り成す多様な造形美だけでなく、瀬戸内海の島々や瀬戸大橋、さらに四国連山も遠望できます。天から気が降り注ぎ、足元からは強い龍脈の力が感じられる、文字どおりの開運スポットです。
34.比婆山御陵(ひばやまごりょう)【広島県】
中国山地の中部にある比婆山山頂に、伊邪那美命(いざなみのみこと)の陵墓と伝えられる苔むした巨石があります。御陵の前まで来たら、お辞儀をして手を合わせてみてください。時間をかけて拝んでいるうちに巨石と一体になり、場の力を感じ取れるはずです。
35.松下村塾【山口県】
吉田松陰が主宰した私塾で、伊藤博文、高杉晋作など、明治維新の原動力となった若者が学んだことで知られる松下村塾。敷地内には松陰が幽囚されていた旧宅なども残っています。時代の変わり目を読む力をつけるために訪れたい場所です。
36.剣山【徳島県】
西日本第2の高峰ですが、リフトがあり、登りやすい山です。ぜひ立ち寄りたいのは宝蔵石(ほうぞうせき)神社と大劔(おおつるぎ)神社。どちらも大きな岩がご神体で、大地の力と直結し、龍神につながるような感覚があります。剣の字には悪縁を切る意味があり、流れを変えたいときにもおすすめです。
37.金刀比羅宮(ことひらぐう)【香川県】
「こんぴらさん」の名称で知られ、象頭山(ぞうずさん)中腹にあります。象頭山のように四角い山は風水では財を表す一方、こんぴらはワニを神格化したヒンズー教の水神クンビーラに由来し、やはり財を司る神。商売繁盛の御利益があるのは当然です。
38.大山祇(おおやまづみ)神社【愛媛県】
広島と愛媛を結ぶしまなみ海道の中間の島、大三島にある神社。瀬戸内海を支配した村上水軍が信仰しただけあって、大きな気を発しています。天然記念物の大楠の木のそばで、境内に吹く風をうまくつかむと、心の力を充電できるでしょう。
39.岩崎彌太郎(やたろう)生家【高知県】
安芸市の郊外にある、三菱財閥の創業者、岩崎彌太郎の生家。庭には彌太郎が少年時代、日本列島をかたどって配したという石組みがあります。住まいはずばり龍穴の上にあり、大地の気を吸って生まれ育った大物の片鱗がうかがえます。