(6)財運だけでなく才能を司る水の女神
【弁財天】六波羅蜜寺
入口を入ってすぐの護摩堂に祀られた、金色に輝く弁天様。音楽の神様の象徴、琵琶を持っている。左に見えるのは、新年に授与される初稲穂。弁財天は弁天様と呼ばれ、七福神の中の紅一点。弁財天も「サラスヴァティー」というインド・ヒンズー教の神で、サラスは水、ヴァティーは「持つ」を意味し、もともと水を表す女神です。
水は穢れを落とし、実りをもたらすことから、厄難を祓い、金運・財運をもたらす神としても親しまれています。
951年に空也上人が開いた六波羅蜜寺には、金色の弁天様が鎮座しています。琵琶を持つ弁財天は音楽の神としても知られますが、山主の川崎純性さんによれば、小川や雨や滝の音を聞けばわかるように、水はさまざまな音を発するため、音楽と結びついたと考えられているそうです。
こちらは銭洗い弁財天。持参金を水で洗い清め、弁天様にお供えした残りを家に蓄えると金運上昇につながる。十一面観音様の後ろに見えるのは本堂。弁天様おみくじ500円。お守り3種は右下から時計回りに、金運御守600円、七福神御守700円、成す御守600円(茄子の形のお守りの中に小さなご神像が7柱入っている)。七福神の絵馬500円。六波羅蜜寺京都市東山区五条通大和大路上ル東
TEL:075(561)6980
8時〜17時
市バス「清水道停」、京阪「清水五条駅」下車