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招き猫の“東西対決”! 招福猫文化ゆかりの地を訪ねて

2020.12.22

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粕川徹哉さん

豪徳寺/東京都


豪徳寺には、譜代大名筆頭の彦根藩井伊家の菩提寺となる吉運を招いた猫の逸話があります。

時は江戸時代初期、鷹狩り帰りの2代藩主井伊直孝が門前の猫に手招きされて寺を訪れたところ、雷雨を避けられたうえに和尚の法話を聞けたことを喜び、これを機に寺は庇護を受けて繁栄したというもの。


招福猫児
豪徳寺では招き猫を招福猫児と書く。上写真は5号(高さ12センチ)、一体1000円。

果報を招来した猫の力を与える


「願いに向かい努力する人を手助けする存在として招福猫児(まねきねこ)があります。開運招福の猫ですから、家で大事にして守ってもらってください」と微笑む御住職の粕川徹哉(てっさい)さん。

願いが叶った人々が奉納した猫が数多並ぶ光景が、その御利益のほどを物語っています。


招福観世音菩薩が安置されている招福殿内。


全8サイズある招福猫児や絵馬、御札などの授与品。

豪徳寺
東京都世田谷区豪徳寺2‒24‒7
TEL:03(3426)1437
お守り、注連縄、招き猫、干支飾りのサイズはすべて編集部調べです。
撮影/鈴木一彦 本誌・大見謝星斗 取材・文/鈴木博美

『家庭画報』2021年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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