京都の料亭発、祝い肴+11品で祝う 村田吉弘さんの「3時間おせち」 第4回(全7回) おせち料理のすべてを家庭で作るなどとても無理だと、多くの人は思うかもしれません。確かに種類も多く、手間も時間もかかりそうです。でも11種がわずか3時間で作れるのであれば、チャレンジしてみたくなるのではないでしょうか。余計な手間を省き、必要な手順だけで仕上げるおせち料理を、京都の名料亭「菊乃井」主人の村田吉弘さんと考えました。祝い肴も、1種でも2種でも試してみましょう。手作りのおせちは、祝い膳の花形になるはずです。
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巻くだけ、焼くだけであっという間に完成。そんな料理をいくつか組み込むと、調理終盤の心強い味方になります。
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下準備をすませておけば素早く作れる3品・
早めに調理して味をなじませる4品1.スモークサーモン 黄身巻き
器/乾山写松之図向付サーモンは切り身を使ってもよく、市販の温泉卵の黄身を利用しても。中に巻くものは好みに合わせてアレンジできます。
【材料・2人分】
・スモークサーモン4切れ(1切れ約12グラム)
・卵2個
【作り方】
(1)卵は70度の湯で約40分ゆでて温泉卵を作り、冷ます。
(2)(1)の卵黄を取り出し、薄皮をむいて半分に切り分ける。スライスしたサーモンで巻く。