モデルと俳優。それぞれの仕事がそれぞれに与える影響とは
2016年からファッション誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルを務めている若林さん。その経験が俳優の仕事に生きたと感じることが。特に本作では、それが著しかったようで、「モデルは、洋服を格好よく見せる仕事だから、なんでも着こなせないとダメだと思っています。どんな服でも着慣れていたからこそ、今回の派手な衣装も着こなせたかなと思うんです」。同様に、「モデルとしてスチール撮影をしているときも、表現をするというか。どういう生活をしていて、日頃どんなことを考えていて、みたいなことが出せたら、もっと洋服も魅力的に見えるかなって、考えるようになりました」。
そんな若林さんにとって、映画は本作が初出演作。『初めて恋をした日に読む話』などドラマへの出演経験はありましたが、撮影に入る前は映画の現場に「時間に追われて、ギラギラした眼差しで緊張を煽ってくるみたいな」イメージがあったとか。しかし、実際は「全然違いました(笑)」。
「緊張させすぎないでくれる現場というか。監督も寄り添ってくださって、たくさんお話しさせていただきましたし、共演者の皆さんともいろいろお話しできましたし。思っていたより、すごく楽しめた現場でした」
「モデルだけをしていたときには、表現しようって発想はなかったので、俳優の仕事とどこかしらつながっているんだなと思います」