自分も脳内に相談役がいるかも、と若林さん。「一人で思い詰めてるときに、何をそんなに思い詰めてるの?って言ってきたりしてます」 想像もつかないところに感情を連れていってくれる役を演じたい これからもモデルと俳優、共に続けていきたいという若林さんが今後チャレンジしたい役は、「現実からかけ離れている役」。
「どれだけ離れていても、どこかしらリアルじゃなきゃいけないところはあると思うんですけど、例えば殺人犯だったり、役じゃなきゃ経験できない一つの人生を、自分だったらどう表現するんだろうっていうのは、自分自身も気になるんです。どこか思いっきり想像もつかないようなところに感情を連れていってくれる役を演じたいなと思います」
カーターも少々現実離れしている人物だけに、「シュールな役だな、みたいな感じで観ていただいて、クスッと笑っていただけたら幸せです」と言う若林さんから、最後にメッセージをいただきました。
「この作品は観たあとに、ちょっとホッとするというか……ちょっと表現が単純すぎますね(笑)。おひとりさまがキーワードではあるんですけど、一人で抱えなくていいんだよ、みたいなメッセージもあると思うんです。だから、観終わって明るい気持ちになっていただけたらうれしいですし、それで世の中もちょっとでも明るくなればいいなと思います」
若林拓也/Takuya Wakabayashi モデル・俳優
1997年3月1日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。2016年よりファッション誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルとして活躍し、17年にはショートムービー『玉城ティナは夢想する』で俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、『スカム』、『ホームルーム』、配信ドラマ『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~』などがある。
『私をくいとめて』 原作:綿矢りさ『私をくいとめて』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督・脚本:大九明子
音楽:髙野正樹
劇中歌:大瀧詠一『君は天然色』(THE NIAGARA ENTERPRISES.)
出演:のん 林 遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり/橋本 愛
製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画協力:猿と蛇
2020年12月18日(金)より全国ロードショー
公式サイト
https://kuitomete.jp VIDEO
Ⓒ2020『私をくいとめて』製作委員会