京都で生まれ育ち、「草喰 なかひがし」のご主人を父に持つシェフの中東俊文さん。日本各地の豊かな風土でとれる野菜の持ち味を最大限引き出すことを信条とし、イタリアや「セントレジスホテル大阪」での経験をもとに腕をふるいます。
野菜をふんだんに使った約13品のコースは、正統なイタリアンの手法の中に日本の四季や美意識を感じさせる演出が盛り込まれています。
その日のメニューから出た端野菜や生ハムを乾燥させ、お客さまの目の前でサイフォンを使ってだしを抽出する「ミネストローネ」(写真奥)は、その香り高さにシェフの野菜への強い思いが感じられます。かたつむりに見立てた「ズッキーニのラザーニャ」(同手前)。おまかせコース1万2000円~。
Information
エルバ・ダ・ナカヒガシ
東京都港区西麻布4-4-16 NISHIAZABU4416ビル地下1階
表示価格はすべて税抜きです。
「家庭画報」2016年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。