ここがすごい!
日本医科大学付属病院 注目すべき3つのポイント
1.療養生活を支えるために相談機能を強化受診や治療に伴う諸問題を抱えた患者をサポートするために患者支援センター(PSC)を拡充。新たに開設した「がん相談支援センターふれあい相談室」では、がん看護専門看護師が緩和ケアを含め、がん全般の相談を受け付けています。
2.入院の快適性を向上させることにも注力〔入院中の快適性を追求しコンシェルジュ付きの特別室を設置〕新病院の高層階には、コンシェルジュが常駐する特別個室病棟を2フロア設置した。快適性を追求し、ラグジュアリーな空間を演出。窓からスカイツリーが眺められる病室もある。写真提供/日本医科大学付属病院本館高層階(11階・12階)にコンシェルジュが常駐する特別個室病棟(43床)をつくり、入院中の快適性の向上にも力を注いでいます。付き添い者が過ごせるスペースを確保した部屋もあり、ニーズに合わせた病室選択が可能です。
3.PET検査を活用して早期がんを発見併設されている日本医科大学健診医療センターでは、毎月350件以上のPET検査を実施。検診にも活用し、発見したがんの96パーセントが早期がんという実績です。乳房専用PET機器も導入し、検診の精度をさらに高めています。
名医の素顔にフォーカス
日本医科大学付属病院 病院長
汲田伸一郎先生Q 趣味は?大学時代は学内のジャズバンドでトロンボーンを吹いていました。全国の大学ビッグバンドコンテストでも受賞経験のある名バンドでした。体を動かすことも好きで、ゴルフはスクールにも通いましたが、実際のコースでは、なかなか結果にコミットしませんね(笑)。
また、小型船舶操縦免許(一級および特殊)を取得しています。新型コロナがおさまったら、水上バイクで島一周とかやってみたいですね。
Q 医師を目指した理由は?祖父が開業医だったことで、幼少期から漠然と医師になろうという意識があったようです。父は医師にはならず会社を経営していましたが、私が高校生のときに急性心筋梗塞で救急搬送されました。幸いにも命は取り留めたのですが、当時は治療法が確立されておらず、経過観察のみでした。
それが医師になって心臓病の診断・治療・研究に携わりたいと思ったきっかけです。実際、医師になった後に国立循環器病センターで修業し、現在も心臓の画像診断を専門としています。
Q 座右の銘は?「機を見るに敏」。院長職においても、状況を冷静に見極め、いち早く行動に移すスピードが重要だと感じていますので、自分にぴったり当てはまる格言だと思っています。
Information
日本医科大学付属病院
東京都文京区千駄木1‐1‐5
- ■受診について 医療機関からの紹介状(診療情報提供書)がある場合は、予約を取ってから受診する。紹介状がない場合は初診時保険外併用療養費(自費)として5500円(税込み)がかかる。診療科によっては紹介状がなくても受診できる場合があるので電話でお問い合わせを。詳細については、病院のHP「外来のご案内/受診方法(初診・再診)」をご覧ください。
取材・文/渡辺千鶴 撮影/八田政玄
『家庭画報』2021年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。