【扁平足】
内くるぶしの周りが腫れてきて痛みがある〔正常なアーチ〕足の内側と外側に縦アーチ、足の前方に横アーチがあり、この3つのアーチの形状が整っていることで土踏まずが形成される。〔扁平化したアーチ〕何らかの原因により3つのアーチの形状が崩れると土踏まずの部分がなくなり、足裏全体が床に着く。〔正常な状態〕後ろから立位を見たときにかかとの骨がまっすぐな状態。〔外反扁平足〕後ろから立位を見たときにかかとの骨が内側に傾き、足指が何本か見える状態。●原因と症状足のアーチが変形し、土踏まずがなくなった状態。発症すると内くるぶしの周りに腫れや痛みが起こることもある。進行すると足底腱膜にも炎症が及び、歩行が困難になることもある。
変形の原因は長時間の立ち仕事や歩行、スポーツによる使いすぎ、足首周りの外傷や手術など。アーチを吊り上げる後脛骨筋腱が、加齢や負荷により断裂しアーチを支えられなくなることも原因に。
●対処法自分の足に合った靴を履き、オーダーメイドのインソールを使用して足アーチを維持する。足アーチに負荷がかからないよう適正体重を保つ。足アーチを支えるために足指の筋肉を強化する。
アキレス腱が硬くなっているので、ストレッチもおすすめ。痛みが強い場合は非ステロイド系消炎鎮痛薬で炎症を抑える。重症では骨・関節手術が必要になることもある。(エクササイズについては1月29日、靴とインソールについては2月2日公開予定の記事にてご紹介)
●受診の目安内くるぶしに腫れや痛みがあるときは足の専門医へ