「足寿命」を延ばして100歳まで歩く 第7回(全8回) よく歩く人は、いつまでも健康で長生きする──。さまざまな研究により歩行と健康寿命の関係が明らかになってきました。一方で、50代から足のトラブルに悩まされる人も増えてきます。実は足の寿命は50〜60年で尽きるといわれており、今まさに足の健康はターニングポイントを迎えているのです。足寿命を延ばすケアで“100歳まで歩ける足”になりましょう。
前回の記事はこちら>> 足の寿命を延ばす「予防法」
いつまでも“歩ける足”でいるためには、足の健康寿命を延ばすことが大前提。ここからは、久道勝也先生に足の健康を保つうえで欠かせない毎日のエクササイズやお手入れ、そして足にかかる負荷を軽減することに役立つ正しい靴選びとインソールについて教えていただきます。
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(1)1日10分のエクササイズ>>(2)日常のお手入れ
フットケアは、足を病気から守る第一歩足の健康を守るうえで日常のお手入れ(フットケア)も欠かせません。
足裏のたこやうおのめにかかる圧や摩擦を減らすには市販のパッドを活用します。たこや角質を自分で削る場合は足やすりを使い、削りすぎに注意してください。削った後は皮膚のバリア機能が低下するので必ず保湿ケアを。
たこや角質を削った後は5分以内に角質に浸透しやすいローションタイプの保湿剤を。ベーテル保湿ローション300ml 1000円/ベーテル・プラス TEL:03(6427)6157また、深爪にならないよう爪切りは正しく行います。刃先が直線(直刃)の爪切りを使うとまっすぐカットできます。
不特定多数の人が裸足で歩く温泉やプールに行ったときはすぐに足を洗う習慣を。足白癬に感染しないよう足指の間まで丁寧に洗います。
正しい足爪の形とスクエアオフカットの方法
爪はまっすぐに切る。割れ爪予防のため、一度にたくさん切らずに、数ミリずつカットする。
爪の先端と足指の先端は同じ高さにする。引っかからないよう角はやすり等でなめらかにする。
〔特集〕「足寿命」を延ばして100歳まで歩く(全8回)
表示価格はすべて税抜きです。
イラスト/にれいさちこ 取材・文/渡辺千鶴
『家庭画報』2021年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。