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100歳まで歩ける足になるために。正しい靴の選び方とインソール

2021.02.02

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「足寿命」を延ばして100歳まで歩く 最終回(全8回) よく歩く人は、いつまでも健康で長生きする──。さまざまな研究により歩行と健康寿命の関係が明らかになってきました。一方で、50代から足のトラブルに悩まされる人も増えてきます。実は足の寿命は50〜60年で尽きるといわれており、今まさに足の健康はターニングポイントを迎えているのです。足寿命を延ばすケアで“100歳まで歩ける足”になりましょう。前回の記事はこちら>>

足の寿命を延ばす「予防法」


いつまでも“歩ける足”でいるためには、足の健康寿命を延ばすことが大前提。ここからは、久道勝也先生に足の健康を保つうえで欠かせない毎日のエクササイズやお手入れ、そして足にかかる負荷を軽減することに役立つ正しい靴選びとインソールについて教えていただきます。

(1)1日10分のエクササイズ>>
(2)日常のフットケア>>

(3)正しい靴の選び方とインソール



オーダーメイドインソールは“足のおくすり”
足に合う靴を履くことは足の健康寿命を延ばすための必須条件です。正しい靴選びのポイントは下図のとおりです。



足寿命を延ばす靴のポイント


足寿命を延ばす靴のポイント

※1 靴紐で結べる靴がベスト
甲を固定すると、足指などの動きが機能的になる

※2 つま先には1~1.5センチのゆとりをもたせる
靴の先端につま先が当たるのはNG

※3 足指のつけ根の部分のみで曲がる
足の付け根部分

靴底だけでなく全体がやわらかい靴は正しい歩行を妨げる

※4 靴底は硬くてしっかりしたものを選ぶ
着地の衝撃から足を守る

※5 かかとがしっかり支えられている
ヒールが安定し、かかと周りがホールドされている




足への負担をできるだけ減らすにはヒールは低いほうが望ましく、高くても4センチ以下に抑えたいもの。また、ヒール靴を履くのは必要最小限に止め、履いた日は帰宅後に足マッサージや足指ストレッチを行い、足のケアを入念に。

すでに外反母趾や扁平足を発症し、痛みなどがある場合は靴底に敷く医療用インソールによるアーチの矯正がおすすめです。

症状に合わせて医師が処方し義肢装具士が作製する、いわば“足のおくすり”で、一般のインソールと異なり、オーダーメイドで硬いのが特徴です。医療保険も使えます。

医療用インソールやオーダーメイド靴を製作


インソール

下北沢病院と提携し、医療用インソールやオーダーメイド靴を製作する「マイスター靴工房KAJIYA」。日本の義肢装具士だけでなく、ドイツの整形外科靴マイスターの資格を持つ中井要介さんの技術に信頼を寄せる人は多い。

マイスター靴工房KAJIYA

医療保険適用(3割負担)で1万1700円~、自費で3万9000円~。2~3週間で完成する。

マイスター靴工房KAJIYA

マイスター靴工房KAJIYA
東京都東久留米市柳窪3-2-37
TEL:042(479)4141
URL:https://kutsu-kajiya.com/
※神戸支店もあり
表示価格はすべて税抜きです。
撮影/国井美奈子 イラスト/にれいさちこ 取材・文/渡辺千鶴

『家庭画報』2021年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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