今が、旬。日生産牡蠣を使ったおすすめメレシピ
写真は寺田シェフがレストランで提供するスタイル。仕上げにはイタリア産カラスミを添えています。寺田シェフのスペシャリテはリゾット。独自の調理法で、さらりと軽い仕立ての一皿には定評があります。
「イタリア料理におけるプリモピアットはパスタが定番ですが、米どころ岡山県なら、それをプリモピアットにしたら地域性の濃い特色ある味わいが生まれると思い、メニューに組み込んでみたら、結果それが定番になりました」
この2月、日生産牡蠣は1年で最もおいしい季節を迎えます。日生産牡蠣は身が大きく、濃厚な甘みとプリッとした食感が特徴。
「瀬戸内の海の滋味を凝縮した牡蠣を、ぜひご自宅でも味わってほしい」と、寺田シェフが、日生産の牡蠣を使用したリゾットのレシピを伝授!ぜひ試してみて。
日生産牡蠣のリゾット
【材料・2人分】
スープベース用(作りやすい分量)
・鶏の手羽元 4本
・長ねぎ(白い部分のみを使う) 1本
・しいたけ 2個
・ローリエ 1枚
・水 2l
・米 80g
・パルミジャーノレッジャーノ 60g
・バター 15g
・レモン果汁 少量
・塩 適量
・オリーブオイル 適量
・牡蠣(むき身) 約200g(または10~20個)
・あおさ海苔 4g
【作り方】
(1)スープベース用の食材をすべて鍋に入れ、沸騰したら弱火で30分ほど煮る。スープが出来上がったら、ざるで漉しておく。
(2)牡蠣は塩を加えた湯でさっとゆで、食べやすい大きさにカットする。
(3)ボウルに米を入れ、オリーブオイル大さじ1/2を入れ混ぜる。
(4)鍋に(1)のスープベース約1lを移し、軽く沸騰させ、(3)の米を加え沸騰したら弱火で約10~20分煮る。
(5)フライパンに少量のオリーブオイルを入れ、牡蠣を軽く炒める。
(6)あおさ海苔と水 大さじ1(分量外)を(5)に加えて軽く混ぜ、皿に取りおく。
(7)米が煮えたら鍋のスープを、別のボウルに移すなどして米にかかる程度まで減らし、水分を調節する。バター、パルミジャーノレッジャーノを加えよく混ぜる。
※余ったスープは、冷蔵庫で保存し他の料理に使ってもよい。同様にリゾットを作る場合はスープベースとして再度使用できる。(8)塩で味をととのえ、仕上げに(6)を加える。皿に盛って、レモン果汁をふりかけてでき上がり!
寺田シェフからのアドバイス「日本の米は、イタリアの米と違いでんぷん質が多いので、ベチャッとならないようたっぷりのスープで煮て、後からスープを減らし水分を調整する作り方をします。」
取材・文/ナイキミキ
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