さあ、おせちのシーズンがやってきました。今日から3日間、『「分とく山」の永久保存レシピ 野﨑洋光 和のおかず決定版』より、おせちのレシピをご紹介していきます。本日は、田作り、なます、かずのこの3品。これだけは必ず作りたい3種の祝い肴です。
「田作り」は、田畑の肥料でもあったいわしに豊作の願いを込めたものです。ごまめは、曲がっていない形のいいものを選びます。からいりはフライパンで行うことも多いのですが、ご家庭なら電子レンジがおすすめ。ぐんと手軽になります。
「ごまめには苦みがあるので、ごまや青のり、七味唐辛子などで風味を加えると食べやすくなります。いっただけのごまめも香ばしくておいしいので、酒のおつまみやお子さん向きのカルシウムたっぷりのおやつにもなります」(野﨑さん)。
【材料 作りやすい分量】
・ごまめ※ 50g
・酒 1/2カップ
・砂糖 50g
・みりん 1/4カップ
・醤油 大さじ1
・水あめ 大さじ1/2
・青のり、いり白ごま、七味唐辛子 各少量
※ごまめは、かたくちいわしの幼魚を素干しにしたもの。
【作り方】
1:ごまめは耐熱皿に重ならないように並べ、ラップをかけずに電子レンジで3分加熱する。左は加熱前の生っぽいもの。右は加熱後。カリッとしている。
2:鍋に酒、砂糖、みりんを合わせて中火にかける。煮つまって泡が大きくなり始めたら、醤油と水あめを加える。
3:1のごまめを入れ、中火のまま手早くからめて火を止める。煮つめすぎて煮汁があめ状になったら、酒少量(分量外)を加えてのばす。
4:平皿やバットに移し、たれをからめながら広げて冷ます。たれは写真のように流れるくらいで大丈夫。冷めるとちょうどよいかたさになる。
5:たれが均一にからんだら、熱いうちに青のりといりごまを混ぜ、七味唐辛子をふってひと混ぜする。