エンターテインメント

岩田剛典さんが新たな顔で魅する映画『名も無き世界のエンドロール』

2021.01.28

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岩田さんがした、キダを演じるための様々な挑戦


キダ役の魅力は、もう一つ。それは、「この物語をしっかり伝える役柄がキダ。そういう役柄に挑戦したいなっていう思いがありました」。ただ、原作ではキダは“ガタイいい”と表現されています。そのため、「設定だったりビジュアルはマイナーチェンジしなければいけない部分もあったので、いろいろ考えましたね。この撮影のために髪を伸ばしたり、ヒゲをつけたり。結果、ヒゲはなしになりましたけど、いろいろ提案させてもらって、どういうふうにキダに近づけばいいのかなって考えていました」。

そんなキダを語る上で欠かせないのが、マコトです。キダとマコトのエピソードが小学生から高校生、高校卒業後と時をまたいで描かれる本作。高校時代のキダも岩田さんが演じていますが、「まだ制服を着ないといけないのか、もう勘弁して、と思いながらやってました(笑)。まっけん(新田さん)がやるって言うんで、けっこう年齢違うけどなぁ……しょうがない、やろう!っていう感じだったんです」と笑います。そして、課題も。

「学生って落ち着きがないイメージを持っているんですけど、これだけ大人になってしまうと、所作とか立ち居振る舞いとか言葉とか、どうしても全部落ち着いてしまう。でも、大きく変わるわけでもないので、そこをどういうふうに違和感なく学生というところに溶け込むかは課題の一つでした」



「キダは製作陣として狙いたい部分をうまく隠さないといけない役なので、白とも黒ともいえない表情をしないと、という感じでした」
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