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ほんのり緑色に春を感じて。もちもちの和菓子「うぐいす餅」のレシピ

2021.02.17

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やさしく作れる本格和菓子 第22回

今回ご紹介する「うぐいす餅」は、春告鳥(はるつげどり)とも呼ばれるうぐいすの姿を写した菓子です。青大豆から作られる、緑色をしたうぐいすきな粉を使い、芳ばしい香りと萌え出づるような色に春の訪れを感じます。

2月の求肥の主菓子
「うぐいす餅」の作り方



【材料(12個分)】


・餅粉 60g

・白玉粉 40g
・上白糖 140g
・水 150g
・水あめ 大さじ1
・食紅(緑) 適宜
・こし餡 300g(ひとつ25g) ※こし餡の作り方はこちら>>
・うぐいすきな粉 適宜

【準備】


こし餡を12等分して餡玉を作る。上白糖をふるっておく。

【作り方】


(1)餅粉と白玉粉に水を少しずつ加えて溶かし、食紅でごく淡い緑に染める。
ポイント◆火が入ると色が濃くなる。


(2)(1)を漉(こ)しながら鍋に移す。弱火にかけ、粉っぽさの消えたツヤと透明感のある餅状に練る。

(3)全体に透明感が出たら上白糖を3〜4回に分けて加え、その都度、焦がさないよう餅状になるまで良く練り合わせる。
ポイント◆砂糖を加えるタイミングが重要。しっかり餅状になってから加えること。

(4)仕上げにツヤ出しの水あめを加え、更によく練り、淡緑の生地に仕上げる。


(5)バットにうぐいすきな粉を広げ、(4)を取り出して上からもうぐいすきな粉を振りかけて12等分し、こし餡を包む。


(6)両端を指でつまみ、菱形に整える。仕上げにうぐいすきな粉を軽く振る。


【おうちで手作り和菓子のレシピ】
上品な甘さでまったりとろける。京都の和菓子「葛焼き」の作り方
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清 真知子/Machiko Kiyoshi

1960年神戸市に生まれる。83年裏千家学園茶道専門学校卒業。96年神戸市内に、2002年に東京・学芸大学に和菓子教室を開く。現在、茶道裏千家教授、茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰。デモンストレーションと実技で構成される和菓子教室は、季節感溢れる美しい和菓子が初心者でも上手に作れると好評を博している。2014年兵庫県明石市に教室を移転。清さんが主宰するYouTubeチャンネル「本格和菓子」はこちら>>
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家でこんなに美しい和菓子が作れるなんて!

今回ご紹介した和菓子を含め、主菓子と干菓子55のレシピを掲載。豊富なプロセス写真とわかりやすい文章で、ご自宅での和菓子の作り方をご紹介しています。


やさしく作れる本格和菓子


清 真知子 (著)

※Amazonほか各ネット書店でのご購入はこちら。また、全国どちらの書店からも送料無料で店頭お取り寄せが可能です(一部お取り寄せが出来ない店舗もございます)。

撮影/浮田輝雄
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