365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。
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ゲストの一覧 【お悩み】メイク下手を治す秘訣を知りたい
いつまでたってもメイクに自信が持てません。プロのメイクは何が違うのでしょう?
【回答】プロとアマチュアの違いは、その丁寧さです
回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)
初めてトップアーティストのメイクを間近で拝見したときに驚いたのが、その作業が丁寧だということ。
一つひとつの手順が微細カバーすべき欠点などない美しいモデルさんを、腕利きのトッププロがメイクするわけですが、一つひとつの手順が本当に微細で、ナチュラルメイクでも最低30分は手をかけます。
ペンシルラインは何もついていない細いブラシで肌になじむようにぼかし込む、眉尻は綿棒で消え入るように拭き整えるなど……。プロとアマチュアの違いは、この丁寧さと努力なんだなと痛感しました。
真似してみたら効果抜群だったテクニックも同じようにするのは難しいけれど、こっそり真似してみたら効果抜群だったワザも。そのなかでも代表的なテクニックを、ご紹介しますね。
ベースメイクは肌とのフィット感がポイントまず、ベースメイク。今ひとつ垢抜けないのは、肌とのフィット感が不足しているため。輪郭部分にはファンデを塗らないくらいの気持ちでぼかし込み、肌に溶け込むように仕上げます。
さらに、パウダーファンデーションの場合は、両手で顔を包み込み体温で粉体を肌にしっかり密着させましょう。
リキッドやエマルジョン、クッションなどの場合は、最後にファンデーションがついていないスポンジで顔全体をぬぐい、余分を取りながらフィットさせて。これでベースメイクの質が飛躍的に向上します。
ポイントメイクの洗練度を左右するのは、色のぼかし方チークは色の境界部分をほぐしたコットンで軽く拭き取るようにぼかすと、ぐっとナチュラルに。アイシャドウも最後に色の境目を綿棒でぼかし込みます。
ペンシルラインは何もついていない細いブラシで肌になじむようにぼかすこと。眉尻も綿棒で消え入るように整えます。
眉やアイラインががたついたときも、綿棒で拭き取るテクが効果的です。
どれもほんのひと手間ですが、仕上がりに雲泥の差が。ぜひ、試してみてください。
近藤須雅子/Sugako Kondo
美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。
イラスト/umao
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