緑の木々に囲まれた瀟洒なヴィッラホテル「ラルベレータ」。ミラノから1時間で訪れることができる、静謐な田園の楽園です。
葡萄畑に囲まれた田園の静けさに憩う
北イタリア、ロンバルディア州は、イタリア随一の経済都市ミラノを中心に産業で栄える土地ですが、実は豊かな自然にも恵まれ、長年にわたり農業も盛んに行われてきました。その典型的な地域がフランチャコルタ。イゼオ湖の南側に広がる、スパークリングワインの銘醸地です。この地の人々の精励恪勤の気性から
1960年代以降急速にワイン造りの技術が進歩し、ついにはイタリアで初めてスパークリングワインの
DOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)の認定を獲得。それと同時に、このワインの故郷を訪れる旅行者が次第に増え、フランチャコルタにエノツーリズム(ワイン観光)の動きが生まれました。それを牽引したのが、名門ワイナリー「ベラヴィスタ」。オーナーのヴィットリオ・モレッティ氏は、
1993年にベラヴィスタに隣接するヴィッラをエノツーリズムの宿「ラルベレータ ルレ・エ・シャトー」としてオープンさせたのです。
美しい庭園が広がる石造りの瀟洒な建物は木々に囲まれ、静かでプライバシーが守られています。こぢんまりとした田園の宿としてスタートしたラルベレータは、ミラノから程近いにもかかわらず、その静けさが素晴らしいと噂を呼び、ビジネスで飛び回るジェットセッターや映画人、スポーツ選手などが好んで滞在するようになります。こうしてラルベレータは、世界の一流を知る顧客たちから、心までリラックスできる極上のリゾートとして愛されるようになっていったのです。
時間を忘れてゆったりと。「ラルベレータ」での休日の過ごし方は、スケジュールフリーが一番。
開放的なエントランスホール。建物のどこにいても緑が目に入り、リラックスした気分に。