3日間にかけてご紹介してきた「分とく山」のおせちレシピも今日で最後。本日は、たたきごぼうとえびのつや煮をお届けします。
ごぼうは、地中深くに根を張るため、家の基礎が固まることを祈って。包丁やすりこ木でごぼうをたたいてかたい繊維をほぐし、中まで味をしみ込ませます。噛めばほぐれる柔らかさが理想で、ごぼうの滋味にごま酢の旨みが加わりますよ。
【材料 作りやすい分量】
・ごぼう 150g
・酢 大さじ1
■ごま酢醤油
・いり白ごま 50g
・だし汁、酢 各大さじ5
・醤油 大さじ4
・砂糖 40g
【作り方】
1:ごぼうは泥つきならたわしで皮をこすり洗いし、洗いごぼうなら軽く洗う。
2:ごぼうを5cm長さに切り、縦半分(太い場合は四つ割り)に切る。包丁の腹またはすりこ木で中心部までひびが入るほどたたきつぶし、水に15分ほどさらして水気をきる。
3:鍋に1リットルの湯を沸かして1.5%の酢(大さじ1)を加え、ごぼうをゆで始める。水からゆでるとごぼうのあくが回るので、湯からゆでる。食べてみて歯ごたえが残る程度にゆで、ざるに上げて水気をしっかりきる。
4:その間にごま酢醤油を作る。すり鉢にごまを入れ、粒が半分ほど残るように半ずりにする。小鍋にだし汁と調味料を合わせ、ひと煮立ちさせて砂糖を溶かすと同時にし、酸っぱさもとばす。すりごまに加えて混ぜる。
5:ごぼうが温かいうちに熱い4に入れてよく混ぜる。ときどき上下を返して、まんべんなく味をしみ込ませる。