EDITOR’S REPORT 街に溢れるさまざまな情報の中から、編集部員が読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>> 立体感のある桜が一面に広がる、手織り絨毯の「桜花図」(縦140×横200センチ、250万円)。原料となる羊毛の染色から仕上げまでをすべて工房で行う。皇居新宮殿などの名だたる建築物で使われ、建築家の隈 研吾氏や日本画家の千住 博氏との共作で注目を集める羊毛絨毯ブランド「山形緞通(やまがただんつう)」。
この度、待望のショールームが誕生しました。まるで美術館のような佇まいの店内では、山形緞通の製品がすべて揃い、じっくりと見て触れることができます。
壁に展示されている絨毯は、見る角度や距離によって印象が変わる。床に敷くのはもちろん、アートとして壁に飾っても圧倒的な存在感を放つ。実際に赴いて驚くのは、上質の絨毯だけが持つ立体感。さらに独自の仕上げ技法により、新品の絨毯であるにもかかわらず長い歳月を経たような豊かなつやとしなやかな手触りを実現しています。
新作「MANYO」は、万葉集に詠まれた伝統色に着想を得た、空間になじむ12色展開。初となる無地のラインナップで、サイズや形を自由に指定できる(1平方メートルあたり9万6500円、納期は約40日前後)。店内ではオーダーメイドやメンテナンスなどの相談にも応じてくれます。上質な空間を彩る“足もとの美”に出会える注目スポットです。
糸の色や種類、毛足の長さ、織りの密度などのサンプルを見ながらオーダーメイドも可能。 Information
山形緞通 東京ショールーム
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル
表示価格はすべて税抜きです。
『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。