演劇“PARCO劇場オープニング・シリーズ”『藪原検校』
『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』は1973年に初演された作家・劇作家の井上ひさしの傑作舞台で、これまで木村光一、蜷川幸雄、栗山民也といった演劇界の巨匠が演出してきたが、今回はスーパー歌舞伎Ⅱ『新版 オグリ』などを手がけた気鋭の若手演出家の杉原邦生が担当。
生まれながらに目の見えない男は、盲目の身に生きる術を学ぶべく、座頭・琴の市に預けられ、杉の市と名づけられる。
父親譲りの曲がった性根と母親譲りの醜さで、殺しと欲にまみれた栄華の道を進む稀代の悪党の一代記。
主役の杉の市を演じる市川猿之助。共演に三宅 健、松雪泰子、川平慈英ほかと、豪華キャストによる新しい作品として、新生PARCO劇場に甦る。
“PARCO劇場オープニング・シリーズ” 『藪原検校』
表示価格はすべて税込みです。
取材・構成・文/山下シオン
『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。