『Seven Stories 星が流れた夜の車窓から』
井上荒野、恩田 陸、川上弘美、桜木紫乃、三浦しをん、糸井重里、小山薫堂 著/文藝春秋走る高級ホテルと称される豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」の運行開始7周年を記念して、7人の作家が「ななつ星」をテーマに描いた小説・随想集。
一緒に乗るはずだったのに直前に亡くなり、あの世から、独りでななつ星に乗った妻を見守る夫を描く井上荒野さんの「さよなら、波留」。
新型コロナのためにツアーは延期になったものの、母親の誘いでリモートななつ星をする母と娘の姿が味わい深い川上弘美さんの「アクティビティーは太極拳」......。
豪華列車の雰囲気が細部の描写から伝わる一冊。
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【開催レポート】「ななつ星」7年の軌跡を辿る 九州の心に触れる旅>> 『家庭画報』2021年3月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。