沖縄の漆器に新風。木漆工とけし(Ai & Hiroyuki Tokeshi) 沖縄県北部に工房を構える木漆工とけしでは、塗師の渡慶次 愛さんと木地師の渡慶次弘幸さんが、センダンやイジュといった沖縄に生える木だけを使って漆器をつくっている。「工房の周辺には樹木が多く、時には近隣のかたから木をいただくこともあります。そんな木との出合いを大切に、手に入ったもののよさを生かす漆器づくりをしています」と愛さん。紹介した「子ども椀」は、離乳食の頃から小学校低学年くらいまでに向く、とけし椀の最小サイズ。木目の風合いを