染色家、小倉淳史が極める技 常盤貴子、美の頂点「辻が花」をまとう 絞り染めの染織技法「辻が花」は、室町時代中期に起こり、戦国の武将やその夫人、さらには庶民にも着られ、200年ほどの間一世を風靡した後、江戸時代初期に姿を消しました。昭和の初め、名匠・小倉建亮氏は、その絞りの絵模様に魅せられ、辻が花染めを研究、再興。その技法を受け継いだ小倉淳史さんは、徳川家康着用の胴服を復元するなど、文化事業に携わる一方、自然の息吹を絞り染めで表現した作品を次々と発表しています。女優・常盤貴子さんが、小倉さんの京都の工房を訪