「因幡の白兎(吉田暢生)」出雲大社蔵 4.「因幡の白兎」後の大国主神が丸裸にされた兎を救う 地上の神として、最も知られる大国主神(オオクニヌシノカミ)。因幡の国に住む美しい八上比売(ヤガミヒメ)に会うために、兄弟と出かけた道中で1羽のうさぎに出会う。ワニ(鮫)を騙して皮を剥がされて泣いていたうさぎに、兄たちは傷がさらに悪化する治療法を教えるが、大国主神は正しい治療法を教えて元に戻してやる。そのため、兄たちより随分と遅れて因幡に到着したが、八上比売が選んだのは大国主神だった。「この伝説は、医療の神としての