《結婚式》 1944年 47.5×76.5×4センチ 【1940年代】 グラフィックデザインからセラミックアートの世界へ 名窯・アラビア製陶所の美術部門に招かれた初期の作品は、暮らしのひとコマやおとぎ話、草花などを素朴なタッチで描いたものが多い。1940年代の作品に共通する技法は「搔き落とし」で、同僚のビルゲル・カイピアイネンから学んだといわれる。カイピアイネンもまたフィンランドを代表する芸術家。「パラティッシ」などテーブルウェアの傑作でも知られる。ブリュックとヴィルカラを引き合わせたのも彼である。