EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>> 東京・神田錦町の一角、江戸小紋柄の建物の2階に上がると、カウンター8席のフルオープンキッチンが目の前に広がります。
岸本シェフがこの日使う食材を説明するところから料理が始まる。店の内装はコマタトモコ氏によるもの。その日に使う食材を前に立つのは岸本直人シェフ。18時30分、“岸本劇場”の幕が上がるとすぐに出されるのが、焼きたてのじゃがいものスフレにオシェトラ・キャビアをたっぷりのせた一品。
1品目の定番のアミューズ「じゃがいものスフレ・キャビア」。冬ならば続いて、活け締めのふぐ、厚岸のかき、黒トリュフ、伊勢海老、真鴨など、国内外から選び抜いた食材が、フランス料理の確かな技術をベースにした創意溢れる料理に仕立てられます。
この日の肉料理は「キャナルソバージュのソース ア ラ オランジュ」。米をたくさんついばんだ野鴨の火入れが秀逸。ワインのペアリングも楽しめる。パティシエールの髙橋菜津子さんによるデザート「ラフランス 国産ブルーチーズのクレープ 」。「8席だからこそ出せる料理を、経験豊かなスタッフのサービスで、キッチンのライブ感、客席の一体感とともに楽しんでほしい」。
青山「ランベリー」はじめ、30年のキャリアを持つ岸本シェフ、集大成の一軒です。
Information
naoto.K(ナオトケイ)
東京都千代田区神田錦町2-1-1
表示価格はすべて税込みです。
『家庭画報』2022年2月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。