奈良の桜紀行 第18回(全25回) 奈良の桜こそ、私たちが今いちばん見たい風景ではないでしょうか。新たに誕生した宿、地元に愛される美食処とともに古都の桜の名所をご案内します。
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白魚あられ揚げ、菜の花の胡麻和え、あん肝生姜煮、白子ポン酢、近江こんにゃくなどを盛り合わせた、華やかな八寸。八寸を主役にした月替わりのお値打ちコース
“奈良を盛り上げる和食店”を目指して2019年9月に開業した奈良出身の岡田直己さん。季節感と行事をイメージしながら昼夜で異なる月替わりのコースを考え、3月※は雛の節句をテーマにした料理が供されます。
※『家庭画報』2022年4月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。昼は山海の幸を盛り込んだ八寸、桜鯛の造り、よもぎ豆腐のお椀のほかに、先付、炊き合わせ、ご飯にお抹茶などがつく超お値打ちの内容。料理への誠実な思いがダイレクトに伝わってきます。
名工・白井半七作の蛤向付で鯛の昆布木の芽和え、蓋裏に枝垂れの蒔絵をあしらったオリジナルの器でよもぎ豆腐と筍、うるいのすまし仕立てを出し、器も月替わりに。写真は昼の献立より。 Information
おか田(おかだ)
奈良市今御門町26–2 Noriビル今御門1階
- 日曜・月曜昼定休 昼5500円、夜1万3200円。要予約。
撮影/大泉省吾 取材・文/西村晶子 ※料理の内容は、一部変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年4月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。