本日は、節分の日。鬼を追い払うために豆をまいたり、年の数だけ豆を食べたりなど、昔ながらの風習がいまだに残っています。それに加え、新しい風習としてすっかり定着したのが恵方巻き。年ごとに決められた神様のいる方角を向いて、ひとり1本を丸ごと食べると、万事が「吉」になるといわれています。恵方巻きは、本来は太巻きで、5種または7種の基本のたねで作るのがスタンダードですが、特に厳密なルールはなく、具は1種類でもいいですし中巻きでもいいのだそう。長いものにかぶりつくので、食べやすさと家でも作れる手軽さを考えると、中巻きがおすすめです。そこで、本日は「うなきゅう巻き」 をご紹介しましょう。
ここで解説している巻き方は、まずきゅうりをひと巻きし、これを芯にしてうなぎを並べ、さらにひと巻きする「二重巻き」。ふたつのたねが切り口の左右に分かれるので、すっきりとして美しい姿になります。一般的な、きゅうりとうなぎを並べて一緒に巻く方法でもかまいませんが、その場合はうなぎもきゅうりもすし飯の真ん中あたりに並べ、巻きましょう。『「銀座 鮨青木」主人の やさしく教えるすしのきほん』より。
【材料 1本分】
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すし飯 110g
・海苔 1枚
・たね [うなぎ蒲焼き(市販品) 75g/きゅうり 30g]
・塩、粉ざんしょう 各少量
■特に用意する道具・材料
・巻き簾(24cm四方以上)
・酢水 酢と水を1:10 で合わせたもの。すし飯を持ったり広げたりする時に、手を酢水でぬらすと飯粒がつかない。