絶景の開運スポットへ 第14回(全23回) 地理風水師・御堂龍児(みどうりゅうじ)さんがすすめるパワースポットを中心に、その言葉を織り込みながら絶景を楽しみ、湯に浸かり、大地の恵みをいただく“開運旅”へ、ご案内します。
前回の記事はこちら>> 開運の旅へ「琵琶湖」
希少な“古代湖”の恵みをいただく
竹生島→長浜→近江八幡人々が親しみを込めて“うみ”と呼ぶ琵琶湖。滋賀県の6分の1の面積を占める雄大な湖は、古より人々の生活の礎となっています。独自の生態系を築く湖の幸、美しい水で育まれる地産食材、進化する発酵文化。琵琶湖の豊かな恵みをいただき、穏やかな水の力を五感で味わう。心と体にじんわりとエネルギーが満ちる旅に出かけましょう。
〔食〕ひさご寿し(滋賀県近江八幡市)
上から、近江八幡名物の赤こんにゃく入り「琵琶湖の小鮎じゅんじゅん(鍋で煮込む滋賀県の郷土料理)」、粒辛子が合う「いわとこなまずのお刺身」、皮目に熱い油をかけた「まじか(にごい)の油霜」。多彩な琵琶湖の魚を堪能する寿司割烹
琵琶湖の幸を使ったお寿司や料理で名高い「ひさご寿し」。「琵琶湖八珍と呼ばれるびわます、にごろ鮒、ほんもろこ、いさざ、ごり、小鮎、すじ海老、はすなど、琵琶湖固有の魚介を16種類以上使っています」と胸を張るのは、生まれも育ちも近江八幡の店主、川西豪志さん。
店主の後ろには近江八幡の祭りを象徴する左義長まつりの山車の置き物などが飾られている。言葉の奥には「湖の国ならではの豊かさを未来へつなぎたい」という強い思いがあります。川西さんが琵琶湖の魚の研究を始めたのは19 年前、同店を継ぐために帰郷したときでした。
「ほかの人が手をつけていない分、面白かった。過去に食べていたことがあるかを古い文献で調べたり、漁師さんにヒントをもらったりして、安全でおいしい食べ方を開拓してきました」。研究は現在も継続しており、淡水魚が苦手という人にも喜ばれるメニューが年々増加中。地元への愛と誇りが伝わるパワーフードです。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 Information
ひさご寿し
滋賀県近江八幡市桜宮町213-3
TEL | 0748(33)1234 |
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営業時間 | 11時(日曜10時)~21時 |
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定休日 | 火曜定休(祝日の場合は営業)、不定休あり |
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取材協力/御堂龍児 撮影/本誌・坂本正行 取材・文/清水千佳子
『家庭画報』2022年6月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。