わが家で味わうシャンパーニュ 第4回(全10回) この夏は自宅で心置きなく“泡の時間”を過ごしてみてはいかがでしょうか?まず基礎知識を身につけたうえで、専門家2人が選んだシャンパーニュの味わいや香りの特徴を知り、メゾンの歴史に触れながら、気になる1本を見つけてください。
前回の記事はこちら>> この夏飲みたいおすすめの5本
ディナーにはメゾンの矜持が表現された「ヴィンテージ」
商品の詳細は、下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。ヴィンテージ・シャンパーニュは単一年のぶどうによるシャンパーニュで、ティラージュ後、最低3年間の熟成が義務づけられています。市場にデビューするまでには数年、プレステージに至っては10年近い歳月をかけています。熟成が長くなれば、旨み成分がワインに溶け込み、瓶内で生まれる気泡も繊細できめ細やかになってくるのです。
日本は数量&売り上げともに世界第3位のシャンパーニュ消費国。シャンパーニュ委員会(CIVC)が発表した2021年主要消費国カテゴリー別比較を見ると、日本はプレステージ・シャンパーニュ消費の比率が31パーセントで、消費量第1位の米国16パーセント、第2位の英国12パーセントと比べて、倍近くの差をつけています。メゾン最高峰のプレステージを世界一飲んでいる割合が高い国は、日本なのです。
シャンパーニュデータの見方
(1)ぶどう品種の割合
PN=ピノ・ノワール CH=シャルドネ M=ムニエ
(2)色 (3)熟成期間
(4)ドザージュ(味わい調整の糖分添加)
(5)希望小売価格(税込み)(6)問い合わせ先
表示価格はすべて税込みです。 監修・取材・文/青木冨美子 撮影/石井宏明 スタイリング/阿部美恵 料理/笹島ゆり 取材協力/高丸智天 ワイングラス協力/リーデル(リーデル青山本店) ファブリック協力/マナトレーディング ※日本では「シャンパン」と呼ばれることが多いChampagneですが、本特集ではフランス語の発音に近い「シャンパーニュ」と表記しています。
『家庭画報』2022年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。