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目指したのは“男前なあんみつ”。東京・向島のあんみつ専門店「あんみつの深緑堂」

2022.07.22

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極上のあんみつ 第4回(全16回) 涼をもたらす見た目に、体に沁みる優しい甘さ。盛夏にぴったりの大人の甘味をお届けします。前回の記事はこちら>>

あんみつの深緑堂


あんみつの深緑堂

あんみつを追求する専門店へ


餡、寒天、蜜が基本のシンプルな構成だからこそ、奥深いあんみつ。材料を吟味し、作り方に工夫を重ねて味を追求する、新旧のあんみつ専門店をご紹介します。

あんみつを追求して辿り着いたとびきりの味


東京・向島。下町の風情が漂う桜橋通りに、甘味処の老舗で長く修業した鈴木愼一さんが、あんみつに特化した店を8年前にオープンしました。


食材を吟味して手をかけ、すべて店で作っています。「あんみつの3本柱は、餡、寒天、黒蜜」と話す鈴木さん。

函館産のあずきで作るこし餡は、あずきの香りが際立ちます。神津島と新島、初島または伊豆稲取の天草をブレンドした、存在感あるぷりぷりの寒天。波照間島と西表島産の黒糖で作った黒蜜は、深い風味にキレのよさが魅力です。

そして、脇役にも手抜きなし。注文を受けてからゆでる白玉、あんずは長野産の干しあんずを蜜煮に。富良野産の赤えんどう豆は、当日分を朝、炊き上げています。

「男前なあんみつを目指しました」。くるみと赤すぐり、セルフィーユのトッピングが「深緑堂」らしさを醸し出しています。

下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。

Information

あんみつの深緑堂

東京都墨田区向島5-27-17

TEL 03(6658)5449
営業時間 11時〜17時30分LO
定休日 月曜・木曜定休(祝日の場合は営業、翌日休み)
  • あんみつ750円
撮影/大泉省吾 取材・文/北村美香
『家庭画報』2022年8月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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