国の威信をかける外交の場、「大使館」の味を知るチャンス
広い敷地に素敵な館や庭園を持ち、日本にありながら日本でない大使館。各国大使が住まう建物は大使館公邸とよばれ、そこで催される昼餐会や晩餐会では国の威信をかけた美食が振る舞われます。
もうひとつの外交交渉の場としてこの「美食外交」の担う役割は非常に大きいものがあり、その料理を任される料理長は料理の腕はもとより、芸術・文化や政治にまで精通していることが求められます。
美食の国フランスの大使公邸でも振る舞われたケーキ
このたび在日フランス大使館総料理長セバスチャン・マルタン氏と駐日欧州大使公邸シェフの経歴を持つフランソワ・オードラン氏がLa French Touchというブランドを立ち上げました。
在日フランス大使館総料理長セバスチャン・マルタン氏。フランス大航海時代のクラシック菓子をモダンにアレンジした絶品ケーキ
ロワール川河畔の港湾都市ナントは新大陸への窓口。南米や西インド諸島からもたらされた砂糖やアーモンドを使ったガトー・ナントは1820年に誕生した老若男女、子供たちに愛される郷土菓子です。
素朴だからこそ材料の良し悪しが際立つもの。ご紹介するル・ガトー・デ・ナンテは卵・バター・小麦粉・砂糖・アーモンドプードルにラム酒で作られる、ほんのりと甘くしっとりとした生地のケーキです。口に含むとふわりとラム酒のいい香りが広がり、幸福な気持ちに満たされる、そんなお菓子です。
クラシックをモダンに仕上げた「ル・ガトー・デ・ナンテ」クラシックとバニラやスパイスを隠し味にしたフルーツ風味のエキゾチックでアルコールを含まない「ル・ガトー・デ・ナンテ」パッションの2種類をチョイス。
愛らしいイラストの箱に納められ、届いた瞬間からワクワクすること請け合いです。
「ル・ガトー・デ・ナンテ」クラシックフランス料理は各地方の郷土料理がベースにあります。土地の人が誇りを持って伝えてきた味にはその土地の特色が反映されています。農業・酪農が盛んなブルターニュ地方に新世界のテイストが加わった、ナントならではのお菓子です。
「ル・ガトー・デ・ナンテ」パッション異国の島々からナントにもたらされたフルーツをイメージ。パイナップル、バナナ、オレンジ、レモンなど南国のエキゾチックな風味が漂います。アルコールを使っていないのでお酒が苦手な方にも。