家庭画報の手土産 第12回(全28回) 美しく、そして美味しい手土産は、私たちにとって相手を大切に想う心を伝える必携アイテムです。この特集では家庭画報ゆかりの皆さまや、家庭画報編集部の「美味手帖」から選りすぐりのアイテムを、セレクトしたエピソードとともにご紹介します。
前回の記事はこちら>> 家庭画報編集部に受け継がれる「大切なかたへの定番味土産」
著者や取材先、お世話になっているかたなどへ。編集部の多彩な手土産リストの中から、頼りになる定番として先輩から後輩へと伝えられてきた品々をご紹介します。
下のフォトギャラリーで詳しくご紹介します。 1.揺るぎなき王道の味。代官山 小川軒の「レイズンウイッチ」 幾たびも誌面にご登場いただいた名料理人・小川忠貞さんが腕をふるうレストラン「代官山 小川軒」。併設されたパティスリーで販売されている「レイズンウイッチ」は、時代を超えて愛される上品で正統派の味わい。どなたにお渡ししても喜んでいただけて、取材先へと向かう背中をそっと押してくれるような存在です。人気商品なので予約するのがおすすめです。 ●代官山 パティスリー小川軒 レイズンウイッチ10個入り 1500円 東京都渋谷区代官山町10-13
2.上品な甘さを絶妙な塩気で引き立てる。江戸っ子好み、一元屋の「きんつば」 北海道産大納言あずきの風味と品のよい甘さを追求した「特製きんつば」は、昔ながらの製法を頑なに守り一つ一つ丁寧に焼き上げたもの。薄く透ける小麦のころもを手で割ると、何とも艶やかな大粒のあずきが姿を覗かせます。吟味された材料と職人による熟練の技が一体となった潔い美味しさの江戸銘菓は、地方出張の際にも重宝。作りたてを朝8時半から購入できます。 ●一元屋 特製きんつば進物用箱詰め10個入り 1825円 東京都千代田区麹町1-6-6
3.名パティシエによる秘伝のレシピ。パティシエ・シマの「東京の石畳」 日本のフランス菓子界を牽引してきたトップパティシエの島田進さんが世に広め、生チョコブームの礎となった「東京の石畳」。驚くほどなめらかな口溶けで、お渡しした先さまの心も解かしてくれるショコラです。厳選した数種類のクーベルチュールがブレンドされたミルクチョコレートは、豊かなコクが感じられる優しい味わい。石畳のように端正に並ぶ姿も美しい一品です。 ●パティシエ・シマ 東京の石畳18個入り 2160円 東京都千代田区麹町3-12-4
4.巨匠ピエール・エルメの世界一エレガントな「マカロン」 『家庭画報』2020年3月号「日本のフルーツ礼讚」テーマで、一緒に日本の果物農家を訪ねる取材をしたご縁もあるピエール・エルメさん。「ピエール・エルメ・パリ」を代表するアイテムである独創性と遊び心溢れるマカロンは、日本第1号店が誕生してすぐに編集部の定番手土産となりました。「イニシヤシヨン」は人気のフレーバーの詰め合わせ。ふっくら愛らしいマカロンが並ぶリング型ボックスの洗練されたデザインも魅力です。 ●ピエール・エルメ・パリ 青山
5.箱を開くと小さなサプライズ。煌めく琥珀糖の宝石たち 「琥珀糖Okada」は、本誌のエッセイ連載「和菓子とわたし」で数々の美しい和菓子を提案している「宗家 源 吉兆庵」の琥珀糖専門店です。国産天草100パーセントの岐阜県産糸寒天と、北海道産てんさいを原料とした氷砂糖で作られた「ビジュ・コレクション」は、宝石箱を開けるようなときめきをもたらすスイーツ。外はシャリッ中はしっとりした食感で、誕生石に重ねた透明感ある麗しき色彩の12種それぞれに異なる風味を楽しめます。 ●琥珀糖Okada
撮影/本誌・西山 航 スタイリング/阿部美恵 取材・文/鈴木博 ランチョンマット、テーブルクロス/アクセル ジャパン ※特集内でご紹介する商品の情報、価格は2022年9月7日現在のものです。 事情により内容が変わる場合がございます。 商品のお取り寄せをご利用時、別途送料がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。
『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。